｢東大王＝うんちく王｣となる日本の大学教育は根本的に間違っている
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「その一方で、テレビ番組ではクイズ王、すなわち正解がある問いに素早く答える超優等生としての「東大王」が評判になっている。」
「政治家でも経済人でも、世に「教養人」と呼ばれる人は「うんちく王」とほぼ同じで、教養はあるけれどその教養が邪魔をして実践力、突破力がイマイチ、要はリアルリーダーとしては「？？」ということが暗に示唆されている場合が少なくない。」
こういう人が得をしやすい世の中、実践で血を流しても見返りが少ない世の中…それが今なんだと思っています。
実践者、リアルなリーダーになった方が得をする…そんな世の中にしていかないといけないと感じます。私には日本の大学教育が間違っているかどうかはわからない。しかし、東大王などとテレビのクイズ番組で名前が売れたためにタレント化してテレビ番組に出続けることになっている方を残念に思うことがある。
その方が悪いわけではなく、テレビ局が優秀な若者を視聴率のために番組という世界に取り込んでしまったことを残念に思うのである。
仮に、東大王＝うんちく王であったとしても単なるうんちく王ではないと思いたい。
東大王の方たちは知識のある分、私のような凡庸な人間より多くのことに気づき多くの答えにたどり着くことができると思う。
それを、自分たちの世代のために使うことに向けてもらえればいいのになと思う。
縮んでいくこれからの日本を豊かにしていくのは東大王だけではないと思うが、東大に入ることができた才能や努力は日本を豊かな国にしていくためにも使えると思う。
その優れた能力を自分たちの世代のために使うようにしてもらえたらなと思う。テレビ番組に出たことで多くの人に名前と顔が知れ渡ったのであるから、その影響力もうまく使って同じ世代の仲間を巻き込んで今の政治の古い考え方の部分を変えていってもらいたいなと思う。大学教育にも問題が多々あることは認めますが、より問題なのは学歴を信奉する社会です。
人ではなく学歴で能力を勝手に期待しています。
大学で教えられる知識に希少価値があった時代はそれでも大丈夫でした。しかし、知識だけでなくその使い方（創造性）が重要な時代に変化したにも関わらず、未だに学歴に能力があることを期待しています。
東大王＝うんちく王の構図は、時代の流れに無自覚な人々のノスタルジーです。
