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確かに、最先端の技術に関する知識を自身で獲得した(大学院で修めるなどした)官僚の方がもっと必要になってくるでしょう。そのためには、大幅な待遇改善が必要だと思いますが。

ただ、「工作機械」については「黄信号」とありますが、国単位の生産高についてはともかくとしても、まだ日本企業に強みがある分野も多く、欧米企業ともすみ分けをしてきた産業だと思います。そのため、十把一絡げに「中国との競合を避ける」という方向性にいくのではなく、それこそ適切な見極めに基づく産業政策で強力に支援してほしいと思います。
まさにウサギとカメでした。ほんの数年前まで「日本の技術力は世界一」なんていう無根拠な自画自賛をよく聞いたものです。その間に中国は謙虚にコツコツと技術力を磨いてきたのでしょう。

以下は4年前の僕のコメントです。
https://newspicks.com/news/2454752?ref=user_198783
やっとこういった記事が出せるくらいになってきたのですね。ちょっと前までそういう話するとめっちゃ怒られてた。

すでに5年位前から、こういうの作りたいんだけどと中国の工場に聞くと残念そうな顔されて「これは日本で作ったほうが安いよ」と言われたこともしばしば。

複雑なものは日本で作るほうが安い、これも真理だけど日本は小ロットではやってくれないのよ、というやりとりを思い出す。

今は、中国発信のMakersが世界中で浸透して、多品種少量生産は基本的なサービスとして根付き始めた。日本だけが追いついてないという実態がある。

産ロボはまだいけると記事でも書いてるけど、すでに小中型ロボットは金額と品質、性能で負け、大型のマザーマシンでなんとかもってる状態なのはロボット業界でもベンチャーやってる人なら気づいてる話。

車産業もEV化が進めば、複雑なエンジン等の生産は必要なくなるので、日本の車産業も見直しを計られるだらう。

そして、次はモータになるならレアメタルなどの資源の多い国が今度は産油国と同じくらいの意味を持ってくる。

出生数でも中国は1200万、日本は80万、人口で10倍以上の差がつくのは明らかで、数の差に対してどう戦うのか、戦略が必要だ。
中国は、機械工学、とくに製造技術や品質工学のPhDの数が圧倒的ですねぇ その歴史がずっと続いてきたせいで、メリケン top tier 大学でも、製造系分野で中国系のセンセイがいらっしゃらない所はない位です (大抵2-3人はいらっしゃいます) で、そのセンセイの大学院生さんが、殆ど全員中国の方々であるため、研究室の公用語が実質中国語であるのも珍しくありませんよ その人数が生むハゲシイ競争で、メリケン大の製造研究のレベルが維持されいる、と言っても良いでしょうねぇ

同様に中国国内でも、ウミガメを含む製造PhDの方々の能力が活かせる部分 (いままで実践中心で理論の活用が抜けていている分野) から活かせる方法 (デジタル技術による非属人化、低スキル化、自動化) で急速に成長してきたんですねぇ

また、全てが官僚・政治家の方々の技術的知見の差のせいではありませんが、原因の一部である事は確かでしょうねぇ (また聞こえてきました、"エルピーダ"って。。。)

あ、工作機械はまだまだかな ただ、PhD系がやれる事はまだあるので、もう少しは追いつくでしょうねぇ あと、日々の継続的・長期的カイゼンのような活動では、PhDが何人いても役に立たないので、この企業文化が続くうちは、トヨタのような会社と同種製品での品質競争には勝てないでしょうねぇ

一方で、近頃の中国国内のAIブームで、メリケン大での製造技術系のPhD志願者がガタっと減っていますねぇ (それでもまだ殆ど中国のコですが) 中国大でもそうだ、と聞いていますよ 大学のセンセイ方を含む、製造業PhD人口の高齢化が、今後の成長カーブ鈍化に影響する、とワタシはおもっていますよ まあ、それが正に中国政府・官僚の方々の方針なのですよねぇ

一方、ニホンでは製造技術なんかでPhDとったら、就職できないでしょうしねぇ、カイシャはもちろん大学でも (学部で製造を志願者するコ自体が少ないので) 自国の若者がやりたがらない産業を政策だけで伸ばそう、というのにはムリがあるかと あとそもそも若者の数自体もねぇ

まあ、当分はAI系でガンバルのがよいかと 少なくとも今若者に人気があり、もしPhD取っちゃっても就職先もあるようなので ニホンは追いかける方だから、目標も明確ですしね
格差の原因は産業育成の差=官僚の差、とする分析、面白い。「中国の官僚は理系出身者が多い」というだけでなく、高学歴でもある。日本は官僚たたきで機構を弱体化させるより、修士号・博士号を持つハイスペック官僚の機構を生むよう再設計すべし。
お金の投入の仕方、産業選定など考える必要があることは多い。記事では中小企業支援に終始するというが、大企業のJDIのような事例もあり、数千億円の税金が消えた。役人主導の舵取りミスと言える。エルピーダでは救うべき時に救わなかったし、円高放置なども含め政治家も行政もあまりに自国産業育成に無関心である。自動車も結局は支援してるとは言い難く、それぞれが海外で逞しく進出して戦った結果である。
電機産業はそれこそ、ソニーを筆頭に海外進出を1960年代から進めてきたわけだが、2000年代以降は見る影も無くなっていった。
その間、別に日本の行政や官僚が主導してうまくいった施策など殆ど無いのではないか。(超LSIくらいでは、と以前若林さんが指摘されていた)

中国は産業振興が結果的に国にもたらすものが外貨であり、技術蓄積であり、産業集積であり、国際競争力であり、雇用であることをよーく分かっており、ものづくりガーとかそういうノスタルジーは持ち合わせてない。ひたすらに売れるモノを作る、新しいモノを作る、そこにお金を投じる。それだけ。

BOEのように1兆円近くの資金が地方政府から出るような企業とまともな勝負などにはなる訳がない。
あと、少子化で縮小する市場では前向きな施策は出てくるわけもなくどうしても選択と集中のような誤った後ろ向きな戦略になりがち。
非常に参考になる記事です。

私の感覚だと、日本と中国は下記のような違いは割と顕著に出てきているかと考えます。
産業イノベーション: 民間主導(日本) vs 政府主導(中国)
商品とサービス: プロダクトアウト(日本) vs マーケットイン(中国)
新規投資視点: リスク重視(日本) vs リターン重視(中国)
意思決定速度: 遅い(日本) vs 速い(中国)
・・・

多産多死の中国市場では、資本効率は決して高いとは言えませんが、膨大な資金を原動力に、トライ&エラーでロールアップし、産業として成熟していくプロセスが確立しつつあります。

日本は、政府主導のイノベーションを推進し、企業も危機意識を持って根本的に変わらないと、これからは非常に厳しいと思います。
「ウサギとカメ」に例える人がいるけど、大前提として、「同じことをやってたら人口が多い方がリードしていく」というのは当たり前で、「カメ」に例えるのはかなり違う気がする。そもそも「まともにやれば勝ちようがない」という前提は持つべき。
その上で「どうやって生き残っていくか」は大切だと思うけど、「この業界も負けてる」「この業界も負け始めてる」って話になるより「どの業界でちゃんと生き残るか」って話にした方がいいのかなー?と個人的には思う。

……ただ、これこそ「選択と集中」の話になって、これが正しく機能してないのが今の現状だよね、と言われると何も言えない。難しい問題。
もしソフトウェア分野の抜かされてる点に注目するなら、
「勢いよくスピーディーに」vs「じっくり着実に」

中学生の頃、ラジコンのレースに参加したことがありました。まさかの故障でノロノロ4km/hのみの走行。。諦めず最短正確なライン取りで進んでると、クラッシュを重ねる他車より前に出始めました。じっくり着実に!「おー笑 380(訳:弱小)モーターのが良いんじゃないかw」の野次が聞こえたのも束の間、冷静にクラッシュをやめたクルマたちが15〜20km/hで私のラジコンを置いてけぼりにしました。最下位。

じっくり正確に進んでもいつでも勝てるわけではない。
いや、あの時は大負け当然、教訓にもなりません。

ソフトウェアは、電気配線やカラクリメカの様なハードウェアより柔軟に変化に追従・成長するメリットが望まれて誕生しました。それがいつしか、組織の膠着した商流や価値観でベタベタに固まって、ハードウェアより頑固なソフトウェア(開発プロセス)が蔓延した様に見えます。じっくり開発する習慣・形式知はこの頃に発達し、見積書には砂粒程の前提条件が着いてて、上流からは威圧感たっぷりな丸投げ、お互い牽制し合ってお客様のことは少ししか見えず、ソフトウェア精神が悲しみ落ち込みました。


「勢いよくスピーディーに」vs「じっくり着実に」

ソフトウェアなんて、その他の研究開発と比べると簡単な方だと思います。早くやった者勝ちです。簡単なのにその報いのWowは相当 大きいです。「じっくり」を少し改めてスピードアップ、そのメリットを侮らない様 促されます。

じっくり鍛えて来た根性と筋肉は裏切りません。
これを今度は瞬発力とスピードに活かしたいものです。

100点取れないとダメですか?
試合は1つではない。100ヶ月のトータルで何点か、競うつもりなら、スピードは分かりやすく効果的な戦略です。
あと日本が世界に誇れる技術は素材と繊維と町工場の職人さんかな。日本の産業構造の屋台骨が自動車産業であることを考えると、EVやFCVへの電動シフトが遅れたことはかなり致命的な影響を及ぼすと想定される。