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要は、ラグジュアリー戦略に学べということですね。
ラグジュアリーブランドは、コロナ禍でも売れ続けています。
日本のものづくり企業は、経営資源を地道に磨いてブランド価値を高めている点で、ラグジュアリーブランドと類似している。
だから、学ぶ点が多いということですね。

果たしてそうでしょうか?
ラグジュアリーを提唱したカプフェレは、マーケティングの逆張りの法則18のマネジメント規則を打ち出しました。

●製品の規則
・ポジショニングのことは忘れる、ラグジュアリーは比較級ではない。
・製品は傷を許容させることができるか。
・顧客の要望を取り持つ必要はない。
・製造工場を移転してはならない。
・顧客の上に立つ。
●価格の規則
・ラグジュアリーが価格を定め、価格はラグジュアリーを定めない。
・時が経つにつれて価格を引き上げる。
・製品ラインの平均価格を上げ続ける。
●流通の規則
・障害を与えなかなか買えないようにする。
・顧客を非顧客から、上客を並みの客から守る。
・増える需要に応えない。
●プロモーションの規則
・広告は夢を見せる。
・標的にしていない人にもコミュニケーションする。
・実際の価格より高そうに見せる。
・売らずに売れてしまうようにする。
・スターを広告から締め出す。
・芸術へ接近する。
・熱狂者でない者を締め出す。

一方、日本企業は良質なものを低価格で大量供給することに意識があります。
松下幸之助が説いた水道哲学によるものです。

製品としては通ずるところがあります。
ただし、価格・流通・プロモーションにおいては距離があります。
リシュモンやラグジュアリー戦略から学ぶ点は、一部にした方が良さそうです。
良いものを安く。IT、クラウド、エンジニアリンクの力で1億人に使ってもらい、圧倒的なコストパフォーマンスを出す。これは確かに日本の力では無理ですね。ラグジュアリーや富裕層向けかどうかは別として、顧客を選ぶべきだと思います。ターゲットセグメント一点突破。広すぎず狭すぎず。