レアメタルのリサイクル、国内に拠点整備へ…脱「中国依存」狙う
読売新聞
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大半のレアメタルは、リサイクルに経済的合理性がないとされてきました。
一部のかなり高価なもの(白金属とか)や、スクラップとしてまとまった量が取れるものを除けば、天然鉱石を採掘したほうが経済的メリットが高い。
スクラップの取り出し、エネルギー消費にかかるコストはもちろん、環境対応(精錬工程で発生する有害物質の処理など)もコスト高の要因です。
しかし、2010年のレアアース・ショック(尖閣諸島の領有に絡む外交問題から、突如中国がレアアースの輸出を停止した事件)に代表されるように、レアアースは外交カードとして強力性を増しています。脱中国依存は必要でしょう。また、レアメタル採掘は不可逆的に自然を破壊します。
高効率かつ低環境負荷のレアメタルリサイクル技術、それを支える体制整備はきわめて重要と思います。
注目のコメント
レアメタルについてはNewsPicks在籍時に下記の記事をデザイナーのすなださんとともに作成をしました。そのなかで「都市鉱山」のリサイクルについて触れており、コストが最大の課題として、技術革新によってコスト低減が実現すれば状況は変わることを指摘しました。
【図解】スマホに眠る「宝」を活用せよ
https://newspicks.com/news/5243484/
国内外への専門家への取材も踏まえた記事です。昨年9月といっても内容は特段古くはなっていませんので、ぜひ、御覧ください。レアメタルリサイクル体制構築へ。調達の中国依存から脱却のため。コバルトなど2次電池に使用されており、国内調達はゼロ、中国は6割程度。今回JX金属、三菱マテリアル、住友金属鉱山が取り組んでいく。