新卒1年目も取締役に サイボウズ、社員から公募17人
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何か違和感を感じるのは、今までの経験則として、人間的に耳障りの良い言葉で人を集める団体に、底知れぬ腹黒さを感じてきたからだと気づきました。
じゃあその感じている腹黒さとは何かといえば、結局最後はカネ(自己保存)になり、資本主義は矛盾する、という経験則なのだと思います。
その矛盾を隠して使われる言葉に、違和感を感じるのです。
もしサイボウズ社がその矛盾に今のスタイルで挑戦するのであれば、今後も違和感は消えない気がします。
しかしどんなチャレンジにも価値はあるし、私も中で一度働いてみたいとも思います。
追記
山田さんという方のコメントに、本件に関わり興味深い青野社長の言葉の紹介がありましたので、勝手ながら引用させて頂きます。※山田さんありがとうございます。
↓
究極的には世界の全人類がサイボウズの社員で、全員が少しずつサイボウズの仕事をしているのが理想、という未来の構想をお話しされていた
注目のコメント
サイボウズ、定時株主総会で社員から募集した取締役17人を選出したとのこと。非常に興味深い試みです。
私も、執行役員については社員の意見をアンケートで聞いて参考にすべきで、毎年執行役員変更してもいい、と何年も前から提唱しています。新しい試みがいい結果につながることを期待します。コーポレートファイナンスの研究をしている身としては、どう変化していくのワクワクします。
以前に、サイボウスの株主総会イベントに登壇させてもらい、とても印象的だったのは、とにかく社内の情報オープンを徹底する姿、会社の意思決定の参画の仕組み(ティール組織など)をとても熱心に研究されている姿、個人株主さんが前向きな質問ばかりをしている姿です。
世界的には、意思決定の迅速化、ガバナンス強化という建前の下、社内取締役を減らすし、CEOとCFOであとは社外取締役というのは常識になりつつあります。しかし、サイボウズが意思決定プロセスについて研究してきたからこそ、実行できる施策なのかもしれません。
と、偉そうなことを書いてしましましたが、今後の展開が注目です!
補足:以前に同社株主総会イベントに登壇したさいに、取締役(社外含め)の役目をお伝えしつつ、もしもの際にCEOを…な役割がある社外取締役を導入してみては的な、偉そうなことを言ってしまったなぁと思っていました。今回の施策は徹底した社内情報オープンな状況だからこそ、ガバナンスと両立できるのかも。社外取締役がいても、社内情報が完全クローズで未然に防ぐCEOの暴走を防げないことが多いことをわすれてはいけないなと、株式会社の取締役の役割(責任と権限)を誤解している。
内部組織上の職制と会社法上の権限分配を混在させるのは、日本の株式会社の歴史的経緯の結果でしかない。
現代の、株式を公開し、株式市場に対する責任を負う地位であることを全く理解していない。
取締役である必要はない。執行役員(2年任期の従業員でしかない)への就任、あるいは、内部組織上の役職を与えることで済む話だ。
こうした化石時代の株式会社観では心もとない。
同好会のような組織と勘違いしている。
追記
従業員を全員取締役に任命した会社の、報酬支払いの違法性・不当性を理由に従業員から提起された訴訟の判例がある(京都地判平・27・7・31)。正規の取締役任命手続をせず、取締役の登記をしてない等の事情があり原告勝訴。
サイボウズは、なぜ取締役について複雑な規制がある株式会社形態にしたのだろうか?「取締役」の肩書をもつ従業員でしかない。