ブランド果物流出に罰則 改正種苗法が来月施行
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今まで日本が苦労して品種改良した農産物を海外に持ち出し、そこで生産されてしまうと、日本の農家の所得があがりませんでした。特に有名事例として、日本のリンゴなどがあります。
ただ、流出だけでなく、流出した種苗で育てた果物を輸入した時も罰っしないと、効果がでないですね。
銀行から盗んだお金で買い物できないようにすること同じです。実効性のある法制度化が必要です。
注目のコメント
苦労して育てた種苗が、【盗難で海外流出し、裁判される】のは、この法律では殆ど防げません。
そのような盗難を阻止・防止するなら・・
・盗難した者の身柄引き渡し条約を広く締結しつつ
・海外での品種登録を進める
・・のが唯一と言って良い対策です。
現在、身柄引き渡しはアメリカと韓国でしか締結していませんので、それ以外の国に盗難された苗が持ち込まれれば、こんな法律をいくら施行した所で実質的に殆ど無効ではないでしょうか。
また、この法律の主目的が本当に流出防止なのだとしたら、「海外に売り渡す事を目的として自家採種する"日本の農家"が激増傾向である」等というペルソナを想定している事になり、随分と失礼な話だと感じます。
私は更なる問題を感じます。
農作物の場合一般品種と登録品種の遺伝的な分解が不透明になるのではないか?と言う点です。
これは、一般品種を自家採取していたつもりが、近所から飛んできた花粉により登録品種に近くなってしまった場合、種苗メーカーから訴訟されてしまうと言う問題です。
いずれにせよ、「高付加品種の栽培を促進して、海外に打って出る!」を促進する考え方ではなく、「日本の農家・農業を守る」と言う考え方を尊重して欲しいと思います。こんな法律あっても意味がなさそう。簡単に持ち出せるだろうし、どうやって捕まえるのか?
持ち出した品種を海外で生産、海外で消費されてしまえば補足するのが難しい。今後は無断で持ち出した品種が日本に入ってこなくなり日本の市場はある程度守られそうですが、海外への輸出は相変わらず厳しいままになると感じます