「Go To」ナシでも観光客殺到 ”海外代わり”の沖縄にバブル到来か
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コロナ禍前の旅行市場の概況は以下です。
1、日本人による日本国内旅行(ドメスティック) 20兆円
2、日本人による海外旅行(アウトバウンド) 4兆円
3、外国人による日本旅行(インバウンド)5兆円
コロナ禍により、3番はゼロになりましたが、
2番もゼロになりました。
海外旅行に出る日本人は比較的、富裕層で、この消費が、高単価宿や沖縄などのロングディスティネーションと呼ばれる観光地に流れます。
GOTOトラベルがあると、高単価宿が人気なのは、GOTOが割引率だから高単価の方がお得というだけではなく、
2番の4兆円が行き場を失っているから、ということも言えるかなと思います。沖縄に住んでいましたし、観光業の支援も一部手掛けていましたが、沖縄の課題は客単価の低さだと思います。人だけきても美しい自然が壊れていくだけなので、一人あたりの旅行客単価向上や、それに伴うブランディングが必要だと思います。
海外旅行へ行けない人たちの代替地として沖縄が選ばれているのもありますが、コロナ以前から沖縄は人気のディスティネーションです。特にこの時期になれば八重山では海開き(今年は3月20日)があり、一足早い夏のバカンスを楽しむことが出来ます。マリンリゾート派からすれば楽しむ条件が揃っているのが沖縄です。
昨日、仕事の関係で羽田空港を利用して実感したのがお子様を連れた家族旅行と学生らしいグループ(卒業旅行?)の多さです。ちなみに、沖縄だけでなく北海道方面もほぼ満席状態でした。春休み中とは言え、GOTOトラベルの有無以上に旅に出たい人が行きたいところへ出掛けているのだと思います。