米FOXに巨額訴訟 大統領選誤報で損害主張
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注目のコメント
FOXの場合は、「誤報」つまり正解を狙ったが結果間違っていたという話ではなく、むしろ確信的に行っていた節もあるように感じる。
FOX自身にも更に右を行く競合が出てきているので、コアな視聴者を増やして収入につなげようという方策もひとつの戦略ではある。が、行き過ぎるとかえって今回のような巨額訴訟につながったり、社会の分断をもたらしてしまうなど弊害が大きい。
一旦は司法でしっかり蹴りをつけるとして、(テレビに限らず)全てのメディアが社会の分断や政治的対立を煽らずに持続可能なビジネスモデルが要る。この問題を解かなければ、我々は何度も同じような危機に直面することになる。これまでFOXは好き勝手に根拠の無い話を公共の電波に乗せていたが、提訴される可能性が出てからは神経質なまでに誤情報を流さないようにしていた。提訴されるリスクがある誤情報だという自覚があるのに放送するという感覚がわからん…。
メディアは、かつて「第四の権力」と呼ばれてきましたが、現在それがある意味で監視が必要な対象となっているのが、情けなく思います。
米重さんが書かれている通り、メディアが健全な機能を果たすためにも、きちんとした司法の判断が出て欲しいですね。
それにしても、FOX側の見解が、アメリカ的で味わい深いです。
「フォックス・ニュース・メディアは、アメリカのジャーナリズムの伝統の高みに立つ2020年の選挙取材を誇りに思っており、法廷で根拠なき訴訟に対し、強く裁判で争うつもりだ」
“Fox News Media is proud of our 2020 election coverage, which stands in the highest tradition of American journalism, and will vigorously defend against this baseless lawsuit in court”
(https://jp.reuters.com/article/usa-election-dominion/dominion-voting-systems-sues-fox-news-for-1-6-bln-over-election-claims-ap-idUSL1N2LO0R9)