パナ、「ジョブ型」人事導入へ 持ち株会社移行で
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課題は「自発的に挑戦する社員」
そんな社員がどれくらいいるのか?また、これを機に自発的に変わることができるのか?課題ですね。
導入してやってみなければ、効果はわかりませんが、パナソニックのような企業には、積極的に推進してほしいですね。
「決まりですから」と疑問を持たずにやってきた受け身の社員は正念場です。パナソニックのほどの大企業がこの手の改革にチャレンジするということは、それだけで意義があると思います。ただ、ジョブ型か?メンバーシップ型か?の話は、単に「制度」ではなく、雇用のグランドデザイン、社員と会社の関係性までを含んでいる。ワタシはそう理解しています。
新卒一括採用・終身雇用・年功型賃金・(会社主導の)人事異動・定年制、これらが全て繋がって「メンバーシップ型」。言わば「OS」ですよね。ここにどこまで手をかけるのか。今回のことを先鞭にして「ジョブ型」のOSに変えるのか。人事制度は社員へのメッセージ。注目したいです。最近、佐藤基嗣副社長にインタビューした際、多角化企業のパナソニックは、専業企業と戦う体制になっていないと課題を話していました。
パナソニックが手がける電子部品事業では村田製作所、空調事業ならダイキン、車載電池事業なら中国CATL、住宅設備ならLIXIL…。
だから、その事業ごとに、その業界として最適な人事や会社の仕組みに最適化したいけど、同じ会社なのでできない。
だからこそ、ホールディングス制にすることで、事業を本当に別々の会社にする。そして、その業界でベストな制度にするとお話していました。
であれば、ジョブ型人事導入は必然の流れだろうなと思っていました。
ご関心あれば、今週のパナソニック特集にて、多角化経営の課題について分析しております。
https://newspicks.com/news/5706897
昔だったら、電機の名門パナソニックに入社したら、それこそ「就社」だったでしょうが、これからは「パナソニックというキャリアパス」という位置づけになるのでしょうね。