【直伝】壁にぶつかってからが勝負。「実行と試行錯誤」の作法
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暦本先生の、「試行錯誤は神との対話」という表現が素敵です。何か手を動かして「うまくいかない」に直面したときは、神が「別の方法を試してみなさい」と伝えてくれているということ。こうした心持ちでいれば、度重なる失敗にも折れなくなりそうです。
注目のコメント
暮しの手帖創刊号(1948年)で、創刊者花森安治が手芸記事を次の文章で始めています:
美しいものは、いつの世でも
お金やヒマとは関係がない
みがかれた感覚と、まいにちの
暮らしへの、しっかりした眼と、
そして絶えず努力する手だけが、
一番うつくしいものを、
いつも作りあげる
創刊号から、その後展開されていく暮しの手帖の理念がまったくぶれなく記されているのは驚くべきことですが、まさにこの「絶えず努力する手」というのが今回のテーマにもなっています。「思いついたら、とにかく手を動かす」は、どの仕事においても大切な要素ですよね。
どの業界でも、どの仕事でも、どの立場であっても、ほんの些細な事からアイデアが生まれ、即実行してみると、改善、周りのモチベーションや売上に繋がるケース多くあります。加えて、自分で煮詰まったらチームのブレストは、効果絶大ですね。
「粘り強い行動力」が、楽しい仕事へ繋がるなと痛感します。「神との対話」ビジネス的に見てもすごく重要で、「熟考」することは大切な一方、大体ダメな理由ばかりがでてきて何も起こらない。ウォークマンが大反対にあったのは有名な話。どんなに優秀な人であっても自分の頭で考えられることは限られていることを自覚して「安く失敗する」仕組みをつくるーアイリスオーヤマが新商品をどんどん出すのはかなりこれに近い―ことが大事と思います。
ちなみに、一見今日の内容と矛盾するようですが、「アイデアというものは、複数の問題を一気に解決するものである」というのは任天堂の宮本茂さん。ゴールは同じと思います。