【読書】ピッチに学ぶ「伝え方」の極意
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プロットを組み立てる、ストーリーを設計する。
このあたりは、方法論が完全にクリエーターと被るのですね。心を動かすための方法という意味では、映画やドラマなどのエンターテインメントと同じなのかもしれません。
ちょうど最近NHKのプロフェッショナルで特集されてい庵野秀明監督が「多くの人の心を深く揺さぶっているクリエーター」として思い浮かびました。
https://newspicks.com/news/5709003?ref=user_6100287
アングルへのこだわりとか、既存の思考方法から抜け出す方法(宙ぶらりんの時間を我慢する)とか、物語を生み出さなければいけない多くの人へのヒントが溢れているのだろうな、という気がしました。
注目のコメント
短時間で相手を説得するための要点がまとめられています。知っていることを述べるのではなく、相手に何を伝えたいかをよく考えることが一番大切です。
資料は相手に伝えるための補助ツールにしかすぎません。資料を棒読みしていたのでは伝わるものも伝わらない。資料が主で、説明が従にならないように心がけています。
ただ、伝えたいことの補助ツールではありますが、訴求ポイントをアシストするものは美しくなければ効果は期待できません。ビジネスにおける「ピッチ」というと、起業家が投資家などに向けて行う手に汗握るプレゼンテーションだったり、それを競うコンテストを思い浮かべますが、オープンであれクローズであれ、相手の決断を引き出すための一世一代の提案であり、そこには入念な準備と仮説検証、伝える力が求められます。
そんな「ピッチ」にまつわるメソッドが体系的にまとめられたのが本書。起業家やスタートアップでなくても、参考になる考え方が散りばめられています。フレームワークの中身は事業の意義を確認するための「誰の」「課題を」「解決する」「なぜ今」、社会的な価値と創業者にとっての価値を見極めるための「既存代替品」「市場規模」「なぜあなた」だ。
これがあれば大抵のプレゼンはうまくいく。
いいフレームです。
特に『なぜあなた』は極めて重要。