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どこでも栽培可能!?「農業イノベーション」
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窒素は、過剰に使用し環境中に流出することで問題を引き起こします。具体的には、環境中で温室効果ガスを排出して温暖化を引き起こすこと、河川に流れて富栄養化や貧酸素水塊を作ること、生物多様性への影響も指摘されています。

2020年の欧州環境庁による、プラネタリーバウンダリーの概念に基づく環境負荷の報告書によると、窒素循環はすでに限界値を超えており、窒素による貧酸素水塊がどんどん増加しているとされています。このため世界的には窒素は「過剰に使用しない、環境中に過剰に流出させない」という流れの中にあります。

しかしながら、画一的に規制するのではなく、場所に応じた窒素マネジメントが必要です。海苔を含めた藻は窒素を吸収して成長するために、ある程度の窒素が必要とされます。藻場が失われてしまうと窒素濃度が高いままとなり、特に瀬戸内などの閉鎖性海域に近いところは、元々窒素が蓄積しやすい環境であるが故に赤潮も起こりやすくなります。多すぎても、少なすぎても良くないので、微妙なコントロールが必要であり、そのために排水規制を地域毎に調整するための法改正の動きがあります。

こういった非常にバランス調整が難しい窒素の管理のため、「国際窒素管理システム」の確立を目指した、国際的な窒素管理のための研究と管理のための取り組みも存在します。
なんとぉぉぉ!コンビニの海苔を使わないおにぎり、確かに多いなと思ってましたが、瀬戸内海での海苔の不作が影響していたなんてびっくりしました。(個人的には海苔がついているおにぎりが好きです。)

そして「きれいな海」が良いことばかりではないという、、SDGsでも海の環境保全が目標の一つに挙げられていますが、すぐに解決できるものではないんだなと改めて感じます。
バイオソリッド(うんこ)の窒素分を海に流さなくなってしまったからですね。

ああ、たそがれのオワイ航路

【レビュー&感想】「ウンコはどこから来て、どこへ行くのか」湯澤規子著
https://newspicks.com/news/5560071/
春の味覚、いかなごの漁獲高も減っているとは…。きれいすぎても汚くてもいけない。バランスが難しいですね。
沖縄で水産業の支援をしていましたが同じことを聞きました。人間にとってのきれいが、海洋動植物にとって嬉しいとは違うのですね。
余談ですが、私は愛媛出身ですが瀬戸内海は沖縄とはまた違う海の美しさがあります。

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その理由が、「海がきれいになりすぎたことだ」というのです。
人間は自分の都合のために海までコントロールしようと言うのですね。
「「きれいな海」から「豊かな海」へ」…これ、すごく大事です!

見た目がきれいすぎて栄養のない海ではなく、見た目は普通で豊かな海へ!

※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません