「脱炭素社会」実現に向け全国120大学や研究機関が新組織
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「カーボン・ニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」という名称が予定されてます。
これまで各大学や学会レベルではさまざまな取組がなされてきましたが、全国の大学によるネットワークが強化されます。
2050年カーボン・ニュートラル実現は、日本にとってものすごく難しいチャレンジです。今の政府計画が多大な期待をかけている技術イノベーションも、経済社会の構造改革が伴わないと活かせません。そこには学際的な議論が不可欠で、大学が果たせる役割は大きいと思います。
とはいえ、多くの大学の先生達はすごく多忙。ただの会議体にならずに、各ワーキンググループがしっかり機能し、知見が社会実装されることを期待したいです。
大学には、常人なら思い付かないような、あるいは専門家同士でも全く理解できないような(良い意味で)研究をしてる人たちがたくさんいます。
未知の課題には未知のアプローチが必要でしょう。個人的にはとても楽しみです。全国120もの大学が連携ということで、今後新型コロナウイルスの状況が改善しても、Webベースの取り組みとなるかもしれませんね。
現時点では学長レベルの会合ですが、人文社会科学から自然科学までの幅広い知見を集めるとのこと。少なくともエネルギーの専門家のみではないということで、議論レベルの標準化が課題となりそうです。情報共有に留まらず、議論となることを期待します。
検討WGは、電力、産業、家庭、というような形ではなく、キャンパス、地域、イノベーション、人材育成、国際連携協力と切り口がユニークで、どの大学・研究者がどこに所属するのか、興味深いです。
今回のサミットの内容はこちら。
https://www.meti.go.jp/press/2020/03/20210322008/20210322008.html最大のリスクは日本の社会、人材が脱炭素社会から取り残されることだと思います。
社会のあらゆる層がこの問題に積極的にエンゲージすることが大事であり、教育現場は技術のみならず変化の激しいこの分野のルールや仕組みを勉強できる場でもあると思います。
産業界と共にルール作りと人材の育成へのエンゲージメントが求められていると思います。