【幹部直撃】パナソニックに学ぶ、巨大企業の「悩み」
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野球のホームランシーン、サッカーのスーパーゴール、テニスのスーパーショットなどなど...
こうした名シーンは、YouTubeなどで何度も再生されてますが、本当に勝敗の左右しているのは、その手前で犯したイージーミスなど、プレイの巧拙であったりします。
ところが、このような泥臭いプレイシーンはカットされる運命にあるので、コアなファンを除けば、日の目を見ることがあまりない。
実は、ビジネス界でも、今流行しているDXに始まり、UX、CXなどなど、変革にまつわるキーワードはいつの時代も手を変え品を変え存在しますが、いずれにしても、本当の企業変革は泥臭い。
「神は細部に宿る」ならぬ、「変革は泥臭さに宿る」。これまで様々な取材を通じて、そう思うに至っています。パナソニックだけでなく日本の大企業の偉い方とお話しすると課題はよくわかってらっしゃる。社員も一生懸命やっている。でも業績は今一つということが多い。そうすると外、新しいものに正解を求める。もちろん松岡さんはすごいので期待大ですが、既存の資源の「新しい組み合わせ」ができないものでしょうか。冨山さんが指摘されることは逆もまた真で、社員の多くが「自分は野球選手だからサッカーは絶対できない」と思い込んだりしてないでしょうか。アイリスさんとのお付き合いが長いせいか、優秀な人が力を発揮しきれているのだろうかと思うのです。
風土•企業文化の改革、浸透させるには規模が小さい企業でも数年は軽くかかるほど、泥くさい作業だと痛感します。
そして、「企業文化・風土」は、一番目に見えない要素ですが、会社が発展していくには、最も大切な要素です。会社・ブランドは、商品で創られているのではなく、従業員で創られているから。
長年根付いた風土をさらに良い方向へ改革するのは、チャレンジですが、改革の兆しが見え始めると、これほど楽しい仕事はないですね。