河井元法相 起訴内容の大半認める 議員辞職意向も 買収事件で

コメント

注目のコメント

• 松田 崇裕

  TBSテレビ 報道局 総合編集センター長 兼 報道コンテンツ戦略室長

  ・2021年03月23日

  河井克行被告は、きょう議員バッヂを付けて出廷しました。その後、初公判から一転して買収の罪を認めた一方で「衆院議員を辞することとした」と表明しました。
  
  被告人質問で、弁護側から起訴内容について問われると、河井被告は地元議員への現金提供を認めたうえで、「あからさまに投票依頼はしていないが、妻・案里の当選を得たいという気持ちが全く無かったとは言えない」とし、「買収罪の事実を争うことは致しません」と無罪を主張した初公判から一転、起訴内容の大半を認めました。
  
  一方、案里元被告と共謀したとされる地元議員への現金提供については、「事実に反するため、無罪を主張します」としました。
  
  被告人質問は、来月９日まで予定されていて、提供した現金の原資について、どう説明するか、注目しておきたいです。
• 小川 一

  毎日新聞 客員編集委員

  ・2021年03月23日

  「議員辞職したから」と逃げないので、政治家として説明責任を果たしていただきたいです。民主主義の水準は、政治家一人一人の言動の集積でもあります。自民党の「魔の2回生」「魔の3回生」問題もそうですが、政治家の劣化は社会を底割れさせてしまいます。
• 辛坊 正記

  (株)ＴＯＡＳＵ特別研究員（経済評論家・コンサルタント）

  ・2021年03月23日

  票をカネで買う行為は、選挙で選ばれる政治家の正当性に疑問を抱かせ政治への信頼を崩すとんでもない行為で、議員辞職は当然のことかと思います。その一方、カネを撒いた側のみ責任を問われ、受け取った側が不問に付されたのは如何なものかとあらためて思います。（・・;ウーン
  巨額のカネを撒けば有力な現職を退けて当選できるのは、撒かなければ当選できない現実の裏返し。責任を問われるのは撒いた側だけと相場が決まれば、票の取り纏めに力を持つ面々が、次の選挙で暗にカネを要求することだって起こり得ます。これで幕引きになるとすれば、なんだか釈然としない気持ちが残らないでもありません。　(^^;