ミクシィ、英国風PUBの「HUB」と提携 総額15.5億円の出資で持分法適用会社に
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HUBの直近の第3四半期決算を見ると、コロナ感染による影響をもろに受け、今期9か月間の売上高は前年比6割減の33億円、営業損失も▲11億円と、前年のラグビーワールドカップの影響で絶好調だったのが嘘のような転じぶりです。
無借金企業だったHUBは急遽20億円の借入を実施し(コミットメントラインは35億円)急場をしのぎますが、それでも有店舗バーという固定費が重めなビジネスモデルからすると大々的な構造改革をしないと血が止まらないのも明らかです。ざっくりと年間の減価償却2.5億円程度となると、前年比で半分規模まで固定費削減したとしてもキャッシュは出ていく一方ですからね。これはきつい・・・
正直ミクシイおよびTech Growth CapitalがどのようにHUBを変革するのかは見当もつきません。ただし過去のビジネスモデルの延長線上にHUBのサステナブルなビジネスモデルがあるとは、アフターコロナ時代は考えにくいのは明らかです。手元のキャッシュ20億円+コミットメントラインのプラス15億円、そして今回の増資により注入された10億円を使って、キャッシュが燃え尽きるまでの期間の中において、組織のマインドセットのリセットを含めた、デジタル主体の変革にどう着手してV字回復させていくのか、多くの日本企業のヒントになるのではと思います。注目したいですね。
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ちなみにHUBの21/2期3Q累計売上高は32.9億円で、前年同期比35.7%(-35.7%ではない…)。コミライン35億円と新規借入20億円があるので、たちまちどうこうはないが、10億円の増資引受はオンライン・オフラインの融合に加えて、財務面でのプラスもありそうですね。
なお、親会社のロイヤルHDも前月双日への第三者割当増資で約100億円、新株予約権の発行で約78億円を調達。「ロイヤルホスト」や「天丼てんや」の外食事業、空港・高速道路内のレストランなどのコントラクト事業、機内食事業、「リッチモンドホテル」のホテル事業の主要4事業が全て赤字で余裕なし…。
HUBの業態自体は非常に面白いと思います。競合チェーンが出てきそうで出てこない。ミクシィとの業務提携を通じてコロナの難局を乗り切って欲しいと思います。ミクシィ、モンストという言葉より、XFLAGの切り口の方が腹に落ちるように見える。
スポーツをオフラインで体験する場としてのPUB、オンラインゲームのイベントをオフラインで繋げる場としてのHUB
「友達や家族とワイワイ楽しめる“アドレナリン全開”のバトルエンターテインメントを創出し続ける。」
https://xflag.com/aboutus/