家計貯蓄率の上昇際立つ 背景に生活不安や外出自粛

コメント

選択しているユーザー

• 山崎 元

  経済評論家

  ・2021年03月22日

  目下、もともと所得や資産が多い人が相対的に儲かっているように見えます。彼らは、相対的に消費性向が小さいので、彼らにお金が集まると全体の貯蓄率が上がりやすい、という側面があります。全体を一括りにして、生活不安や自粛で説明しようとしない方がいい。「日本人は皆一緒」ではない。お金持ちとそうでない人は「別種の経済人」です。

注目のコメント

• Arai Kaoru

  公認会計士 Fintechコンサルタント

  ・2021年03月21日

  貯蓄率が上がっているのであって、貯蓄額が上がっているとは限らないのですね。
  
  とにかく先が見えないので、お財布の紐を締めているという人が増えていると共に、今まで普通に使っていた外食、旅行ができなくなったことで結果的に貯蓄率が高まったという家計もあると思います。
  
  後者には、ワクチン接種後、反動消費が期待されます。
  そうでないと、日本経済のリカバリーはかなり難しいかと思います。
• 神領 貢

  ニューモデルマガジンＸ 代表取締役社長兼編集長

  ・2021年03月21日

  キャッシュポジションを高めたいのは、企業も個人も同じですね。1年以上に渡って、今の出掛けない、近寄らない、話さない、買わない、など、「ない」物づくしにさらされた人々。今後の意識と行動はコロナ禍前に戻るのは時間がかかります。消費財を売ったり、サービスを提供して商売してきた人たちは発想の転換を余儀なくされます。