史上最大に達したコミック市場、「鬼滅ブーム」と「巣ごもり」が終わっても「未来は明るい理由」
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電子媒体で漫画を読むという習慣が出来てしまえば、人々はこの習慣が抜けられなくなるので市場は拡大するというのはなるほどと思う。漫画の電子化によっていつでもどこでも読めるようになった。元々本質的にあった「続きが読みたい」というニーズを満たす方法もハードルが低くなり、購入しやすくなった。唯一の大きなハードルであった「電子媒体では読みにくい」という障害さえなくなれば、いろんな意味でメリットが大きい。
漫画を持つ上での大きな障害の一つは場所をとるということだ。しかも読み終えて持ち続けたいと思う作品もある一方で読み終えれば当分は(もしかすると一生)読まない作品もある。なので中古で売ったり、漫画喫茶に行ったりという消費動向が増えていった。しかし電子化によってそれらが一気に解決する。さらにこの先にあるのは動画配信サービスのような読み放題(サブスク)である。一定の金額を払えばいつでも好きな漫画を読み漁れる。習慣化を後押しする環境が整ったのだ。
あとは個人が使える時間を何に使うという時間消費問題につきる。コンテンツとして動画を見るのか、漫画をみて使うのか。個人の余暇の消費時間を取りあうが、アマゾンのようなプラットフォーマーがどちらも兼ね備えたら、もう気にならなくなるだろう。この先に待っているのは、そうした囲い込みかもしれない。アマゾンなしでは生きていけなくなる日は本当に近いかもしれない。鬼滅の刃もですが、呪術廻戦もアニメ化がコミックの売上に大きく貢献していると思います。
コミックの2020年間ベストセラーを見ると、殆どがアニメ化されている。
コミックの売上がどうなるかは、アニメ化された時の評価や人気に左右されるかもしれません。
気になるのは、少年ジャンプ+で連載中のSPY×FAMILY。
2020年の年間ベストセラー上位作品で、アニメ化されていない。
最新刊の初版が100万部超えで既に人気はありますが、アニメ化された時に鬼滅の刃、呪術廻戦のような爆発的なヒットとなるだろうか。
『『鬼滅の刃』アニメ経て原作売上6.5倍に大化け 2019年データから見る異例のブーム化 | ORICON NEWS -』
https://www.oricon.co.jp/news/2151957/full/
『『呪術廻戦』3600万部突破へ、アニメ効果で累計4.2倍 新刊15巻は初版150万部 | ORICON NEWS -』
https://www.oricon.co.jp/news/2185952/full/
『年間ベストセラー | ベストセラー一覧 | 日本出版販売株式会社 -』
https://www.nippan.co.jp/ranking/annual/ジャンプ歴30年の私には、最近のマンガの変化に驚くことが多い。
鬼滅1話目の残酷さ、仲間の死。
呪術廻戦の助けられない結末、グロい描写。
ジャンプでそれ大丈夫なの?そこは生き返るよね?って場面が多い。
その昔は最後の一コマで、次を読ませたくしてたけど。
最近は伏線や心の中の描写で、次を読ませたくしてる。
市場が伸びてるのは、コンテンツの進化が要因。