ビットコイン、強まる試練
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ビットコインの電力消費量が興味深い。
下記に各国の年間の電力消費量が出ている。トップの中国は6510TWh、アメリカ3865TWh、日本918TWh。年換算でビットコインのマイニング電力消費量は現在130TWhほどで日本全体の14%ほど。
https://yearbook.enerdata.jp/electricity/electricity-domestic-consumption-data.html
下記も併せて。最近ESG投資がブームだが、ビットコインに関わる企業はESGに資するのか?TeslaはEV周りでの突破力はものすごいと思う(正直規模でブレークスルーすると思っていなかった)。ビジネス課題とマスク氏本人の個人的興味での突き抜けはあるようには思うが、環境・ガバナンス全体で見たときに、何かコアがあるようには個人的にはあまり見えない。
『ビル・ゲイツも懸念。ビットコインは「地球に優しくない」?』
https://newspicks.com/news/5686889ビットコインが社会に与えたインパクトは大きい。だが一定の役目を終えたと思う。
何よりもやはり電力消費量の大きなブロックチェーンであることがネック。ただし電力消費問題に関しては「ビットコイン」と「ブロックチェーン」を分けて考えたい。PoW(Proof of Work)を採用するビットコインは電力消費問題があるが、そうではない仮想通貨は多数存在する。マイニングの環境負荷が大きいことも反発を呼んでいる。英ケンブリッジ大学の試算によれば、マイニングに使う電力消費量は年平均で128.84テラ(テラは1兆)ワット時と、スウェーデンやウクライナ1カ国分の電力消費量に匹敵するとのこと。