「けた外れの悲劇」は起きなかった 根底から問い直すべき、私たちのアフリカ認識
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個人的には、アフリカがコロナで大変な状況になる可能性もあったと思うし、いまでも発表されている以上の感染者も当然いると思っています。ただ、あの東洋経済の記事は、思い込みの偏った目でみた状況理解と、成り立っていない論理展開で、かつ「私はアフリカのことに詳しいのだ」という思い上がりで書かれていた、よくない論考の典型でした。桁外れかどうかはともかく、アフリカに悲劇が起こる可能性はあの時点ではあったとは思いますが、そうなったとしてもあのような理由や背景からではない。アフリカに住んでいるから、アフリカと関わっているからわかるわけではないと、他山の石としたいと思います。
自分がよく知らない国、業界、習慣というのはアフリカのことに限らずやまほどあって、そういったものを理解するときにどういう方法をとるか、どうやって確からしい状況だとジャッジしていくのかというのは、人間としてのひとつのスキルであって、アフリカについて語るとき、そのスキルのレベルが露呈するのだと思っています。
注目のコメント
シンガポールでも感じることです。東南アジアに対して、というか。そしてこうした認識不足は、日本って変わらないよね、というあきらめや、日本大丈夫なの?という心配、さらには日本のことなどもう眼中にない、という無関心につながっていくように思います。
「研修最終日の3月5日には、講師、受講生、アフリカでビジネスを展開しているいくつかの日本企業の関係者ら約30人が参加し、意見交換会が開かれた。その際、受講者の一人のナイジェリア産業・貿易・投資省の幹部職員が「アフリカについては悪いことばかりが世界に伝えられてきた。アフリカの状況を正確に知って欲しい」と発言し、他の国々の参加者が一様にうなずいている様子を見て、私の感想はいよいよ強くなった」