中国・吉利、電池工場建設へ5000億円投資
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国家的な後押しを背景に、中国勢のEV電池市場での台頭が顕著ですね。
高い国内需要に加え、原料の保有率や部品製造のシェアの高さなど、独占的な勢いを見せていると感じます。EV競争の激化に伴い、そのサプライチェーンもめまぐるしく変化している。
百度が吉利と提携し、百度ブランドのEV開発を進めるというニュースを見たのも記憶に新しいです。
電池はかつて日韓が強かったと思いますが、この激しい変化の中で、日本の関連産業と政府はどうたち振る舞っていくのか…5000億円で42GWhというキャパ。例えばTeslaのネバダのギガファクトリーは2018年に35GWhのキャパ(稼働は100%ではなかったと思う)で、総投資額約40-50億ドルと色々な報道を総合すると報じられている。
金額という点では、基本的に設備投資は時間がたつほど知見がたまって安くなりやすいなかでは、コスト競争力を考えるともう少し安くないと厳しいのではないかというのが直感。ただ色々な設備投資計画があるなかで、それらをチェックしていないのでまだ相場観がない状態。
またGeelyは自動車メーカーで、自分で電池をやってきたわけではないはず。そのなかでちゃんと工場を作れるのか、工場を作って運用できるのか(そして人材引き抜きなど…)は論点。
キャパとしては、自社でやったりパートナーでやったりなど色々なパターンがあるが、先日のVWの発表は2030年までに240GWhの確保だった。
https://newspicks.com/news/5689031金額と生産規模だけは大したものですが、恐らく三元系正極のバッテリー工場でしょう。
Geelyは置いといて、バッテリー生産の投資競争はそれを購入する側はどこまでバッテリーの技術ロードマップを理解しているか怪しいものです。特にVW。
仮にEVにシフトするにしても、三元系正極一択では先を見越したら投資は出来ません。つまり消費者側は近々置き換えられる電池を搭載したEVを購入させられるということ。
電池交換は数年と言われてるので、モデルチェンジ期間よりは長いとも考えられます。
VWはQuantumscapeにも出資してますし、Northvoltのザルツギッター工場も引き継いだようですが、端から見る限りVWが一番節操が無く見えます。中国頼みも先行き不透明ですし。