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飲食業がいろいろ言われていますが婚礼も厳しいですよね。。

聞き慣れないと思うので、事業再生ADRについて説明。

民事再生とか会社更生とかは、裁判所の関与のもとで行われる債務の整理(減免)手続きです。(=法的整理)
それに対して事業再生ADRは、裁判所は関与しないものの公正な立場の第三者(通常は弁護士)が関与する形で、あくまで関係当事者間の合意に基づく債務整理手続き。(=私的整理)

一番大きな違いは、商取引債務(例えば仕入代金)の減免をするかどうかです。法的整理では債権者間の公平性が重視されるので借入金等の金融債務と同条件で商取引債務も減免されます。これに対して私的整理では、ビジネスの安定した継続性を重視して商取引債務は基本的に減免しません。
商取引債務をカットしてしまうと、その後仕入取引ができなくなったり、現金仕入れが必要になったりと、ビジネス継続上の支障が大きくなることを考慮したものです。
ただし、その分、金融機関へのしわ寄せが大きくなるので、金融機関が減免に応じてくれるかどうかがカギになります。

また、法的整理では、債権者の多数決で決まっていくことが基本なのに対して、私的整理では全債権者の同意が必要(※)だったはずです。この点、ひとりでも反対が出ると計画が成立せず、法的整理に移行することがほとんどです。

(※)ADRでも多数決制度を導入しようという議論が相当あったはずですが、導入はされていないと思います。ちゃんとフォローしていないので間違っていたらごめんなさい。
一般的な「倒産」とは異なりますが、消費者から見たイメージダウンは避けられません。それでも事業再生ADR手続きを選択せざるを得ないほど、経営環境が厳しいということでしょう。

近年の法的整理(倒産)回避の流れの延長線上にありますが、コロナ禍の影響が深刻な上場企業において、事業再生ADR手続きを申請するケースが今後増えていきそうです。
プライベートなコメントで恐縮ですが、私の結婚式もワタベウェディングさんにお世話になって海外で挙げました。当時は海外のウェディングならワタベさんしかなく、市場を独占されていた印象でした。今回のニュースは、新型コロナの影響が大きいですね。海外渡航+大勢が集まるウェディングと二重の打撃だったと推察します。いつか海外ウェディングが再開する世の中になるといいですね。
目黒雅叙園とメルパルクの運営権も持っていたので、一気に厳しくなったようですね。海外ウェディングも、予約するのは半年前とかでしょうし、、、、この状況ではお客様の戻りも遅いでしょう。

https://maonline.jp/articles/watabe-wedding_0319
こちらによれば

「2020年12月期で117億3,800万円の純損失(前年同期は7億500万円の黒字)を計上し、8億6,300万円の債務超過に転落しました。2004年に買収した目黒雅叙園(目黒区)が同時期に24億3,300万円の損失を計上、16億5,100万円の債務超過となっています。また、2008年に子会社化したメルパルク(港区)も同じく39億5,000万円の損失を計上して33億1,600万円の債務超過となりました。」

利益率は通常の旅行業より多分高かったでしょうし、海外ウェディングだけだなら固定費も少なくなんとかなったかもですが…
海外ウェディングといえばのワタベウェディング。
ワクチンにより数年後には戻るかもしれない。
他の消費と違って結婚という人生の節目を親族友人に囲まれて祝福されたい、祝福したいという欲求はそうかわらないような。
ノウハウもリソースも海外ウェディングを前提とされていたでしょうからスピーディに他のことを、ともできず大変だったでしょう。強固なシングルライナーのリスクとして。
toC業態で、前金払いが多い業態の破綻は注意。そして心情的にはとても悲しくなる。
ワタベの場合はさすがに消費者保護をちゃんとやるのではないかと思うが、結婚式関連は参入障壁低く、乱立している状態だと思う。一方で、下記を見ると、かかる費用の大部分は結婚式の前に払うのが一般的。破綻した場合に、返金がどうなるのかとか式がどうなるのかとか、そういった点により注意が必要になりそう。
過去だと前金チケット制の英会話教室の破綻や、成人式当日のレンタル着物の破綻などを思い出す。
https://zexy.net/article/app000001862/
海外挙式といえばワタベウエディングというのに憧れている人も多かったと思います。コロナ禍で海外挙式どころか、結婚式自体も自粛される方が多くなってしまうと、厳しい状況だと思います。海外渡航も多くく減っており、ワタベの事業にとってはダブルパンチだったと想像できます。
裁判所の法的な手続きではなくて、事業再生ADRによるとのことですから、諸々話し合いで問題解決策を早期に決定していただいた上で、少子化や挙式に対する市民動向等、今後の時代に即した経営再建が実現することを祈念致します。

著名な出井様が以下の記事でおっしゃっておられる通り、「コロナは隕石」なのかもしれません。

●出井伸之「日本はアジアの真価をわかってない」
古希にして起業、83歳元ソニーCEOが語る未来
https://newspicks.com/news/5698292
(3ページ目より引用)
僕は「コロナは隕石」だと言っています。この隕石により、世界が分断されたわけです。でも見方を変えれば、何か物事が変わるチャンスになるのではないかと思っています。
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別記事にあるフランスで再度のロックダウン、みたいな状況を考えると当面は海外を前提にしたビジネスモデルは一旦諦めた方が良さそうですね。
2020年12月期で売上196.7億円(61.1%減)、営業損失109.8億円。セグメント別だと、リゾート挙式は挙式組数△71.4%・ホテル国内挙式△54.3%と主要部門全てが影響を受けていて厳しいです。

業績