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【全文】「私自身はこの体型で幸せです」渡辺直美さんがコメント。自らをブタに例えた“オリンピッグ”演出案をめぐり

東京オリンピック・パラリンピックの開閉会式の演出を統括するクリエイティブ・ディレクターの佐々木宏氏が、豚の格好をした渡辺直美さんを「オリンピッグ」として登場させる侮辱的な演出案を出していた問題。渡辺さんがコメントを発表しました。

東京オリンピック・パラリンピックの開閉会式の演出を統括するクリエイティブ・ディレクターの佐々木宏氏(66)が、タレントの渡辺直美さんの容姿を侮辱する不適切な演出案を発案していたと週刊文春が報じたことを受け、辞意を表明した。

演出案は、豚の格好をした渡辺さんを「オリンピッグ」として登場させるというもので、演出チームのメンバーの反対で取り下げられた。文春オンラインは、その際のLINE上のやりとりを公開していた。

これを受け、渡辺さんも吉本興業を通じて「正直驚いています」「私自身はこの体型で幸せです」などとするコメントを発表した。全文は以下の通り。

《オリンピックの件ですが、去年、会社を通じて内々に開会式への出演依頼をいただいておりましたが、コロナの影響でオリンピックも延期となり、依頼も一度白紙になったと聞いておりました。

それ以降は何も知らされておらず、最初に聞いていた演出とは違うこの様な報道を受けて、私自身正直驚いております。

表に出る立場の渡辺直美として、体が大きいと言われる事も事実ですし、見た目を揶揄されることも重々理解した上でお仕事をさせていただいております。

実際、私自身はこの体型で幸せです。

なので今まで通り、太っている事だけにこだわらず『渡辺直美』として表現していきたい所存でございます。

しかし、ひとりの人間として思うのは、それぞれの個性や考え方を尊重し、認め合える、楽しく豊かな世界になれる事を心より願っております。

私自身まだまだ未熟な部分もありますので、周りの方にご指導いただきながら、これからも皆様に、楽しんでいただけるエンターテイメントを作っていけるよう精進して参りたいと思います》

この問題をめぐっては、組織委員会の橋本聖子会長が3月18日に会見を開き、「私としてもショックを受けた」「あってはならないこと」とコメント。辞意を受け入れ、後任人事を進めるとしている。

また、国会でも取り上げられ、丸川珠代・五輪担当相が18日午前の参議院予算委で「まったく不適切なものでありまして、あってはならない発言」と答弁していた。