【読書】今日から家で実践できる「モンテッソーリ教育」
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モンテッソリー教育のみならず、イエナプラン・ドルトン・シュタイナー等の世界中の先進的な教育メソッドは、子どもを信じる事から始め、子ども達の主体性を育む事を尊重しています。
ただし、注意しなければいけないのは、万能薬ではないという事。また、発達段階に応じて適した教育メソッドは変わる可能性がある事です。たとえば、Googleの創業者の二人(セルゲイ・ブリンとラリー・ペイジ)はモンテッソリー教育を受けているが、就学前に受けている。小中学校からは理数系に特化した英才教育を受けている。モンテッソリー教育で主体性を育み、興味関心を特定してからは特化型の教育に移行させているのである。
このように、子どもをしっかりと見て、特性を理解し、発達段階に応じた機会提供が大切なのだ。乳児期は手もかけ目もかけ心もかける。幼児期は目をかけ心をかける、手をかけるのは少しづつ控える、児童期は目と心をかける、思春期は心をかける。
人の営みの中で、おそらく最も大切な知識について、教習所に行くことなく待ったなしに始まる子育て。子を授かったら親になるわけではなく、子どもを育てる過程で親になっていくのだな、と自身の経験を通してつくづくそう思う。少なくとも、こういったモンテッソーリの考え方や、発達心理学の大枠だけでも知っていたら、あの時、違った対応をできたのに、、と反省することは山のようにあります。町や駅で、こどもを怒鳴りつけているお母さん、こどもは何も言えずに泣きじゃくっている、こんな光景をみると、まずはお母さんを抱きしめてあげたくなります。「大変ですよね、頑張っていますよね、愛しているからこそ頭にくるんですよね、、」。 なかなか余裕がない毎日だと思いますが、多くのお母さんお父さん、保護者の方に、こういった本や考え方が届く仕組みが必要、と痛感します。アメリカ時代たまたま息子2人はモンテッソーリの幼稚園にお世話になりました。個人的には先生が(子供が何をやっても)安定しているなという印象でしたが、家内にどう思うかをきいてみると「あの年の子供たちは本当に興味ややりたいことが違うので、一律に管理するのではなく思いっきりやらせてくれることで自分の中に将来やりたいことの種ができるのでは」という意見でした。それを家庭にあてはめると、ありきたりではありますが「他人と比べないこと」に行きつくと思います。