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対中国、崩れた米軍優位

日本経済新聞
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  • 笹川平和財団 上席研究員

    記事が言うように、太平洋地域における現在の米中軍事バランスは中国に有利になっています。艦艇や航空機の数が多いということは、それらに搭載するミサイルや弾が多いということです。正確に同時刻に同じ地点に着弾を合わせることができるのであれば、弾数が多い方が圧倒的に有利です。しかも、現在のミサイル等は飛行経路を変えることもできるので、撃墜することが非常に難しいのです。
    そうなると、防御できない弾による叩き合いの様相を呈します。いかに早く、いかに多くの弾を相手に撃ち込むかが勝敗を分けます。
    そのような戦闘様相において、果たして空母が有効な兵器なのか、という議論が起こるのは当然です。さらに中国人民解放軍は、ネットワークを中心とした戦闘にAIを融合させ、智能化戦争を戦う能力を身につけるとしています。智能化戦争では、人間が乗った艦艇や航空機は主役ではなくなります。人間は後方で意思決定するだけで、あとは機械が自分で判断して行動し、敵を攻撃するのです。
    中国は、智能化戦争における戦闘の種類として、自律型集団消耗戦、自律型潜伏突撃戦、自律型領域横断機動戦、自律型認識コントロール戦を挙げています。何百機という自律型無人機が無人機同士もAIを介して協調して行動し、蜂の群のように空母を襲うといったイメージでしょうか。
    中国の国防予算は、公表されているものだけでも、日本の防衛予算の4倍で、しかも武器の価格は日本より安いので、中国の方が圧倒的に多数の武器を製造できる状態にあります。日米が劣勢を跳ね返すためには、同じ兵器の数で勝負するのではなく、低いコストで大量の敵の兵器を破壊できる武器システムを構築する必要があるでしょう。
    例えば、大電力さえ確保できれば弾数の心配をしなくて良いレーザーやハイパーマイクロウェーブといったDEW (Directed Energy Weapons) や、現段階では迎撃が困難で正確にピンポイントで攻撃できる極超音速などが、まずは有力な候補となるのではないでしょうか。


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