この連載について
明日の中国のビジネスを作り上げるスタートアップの生情報を、現地で活躍する投資家たちにレポートしてもらう週刊連載。ジャーナリストの高口康太が、責任編集を務めます。
この記事の著者 / 編集者
関連する企業
国内大手通信会社のソフトバンクを中心に、Yahoo!・LINEなどを展開するZホールディングスなどを子会社に持つ。持分法適用会社には中国ECサイト最大手のアリババなどがある。
業種
プライベート・エクイティ
時価総額
13.3 兆円
業績
シェア
新規登録またはログインすると
チャートを見ることができます
新規登録する
ログインはこちら
この連載の記事一覧
【投資殺到】グーグルも投資した医療AI企業
438Picks
【最前線】ZARAよりググられたアパレル、知ってますか?
632Picks
【爆速上場】中国の「電子タバコの女王」が凄い
372Picks
【株価急騰】中国版クラブハウスがヤバい
362Picks
【熱狂】ベンチャーマネー殺到、「生協型EC」ってなんだ?
462Picks
【バブル】中国のZ世代を熱狂させる「高級ガチャ」
391Picks
【破綻寸前】中国版ウィワークがしくじったワケ
317Picks
【最新】秒速で保険商品をつくる、すごい中国ベンチャー
522Picks
【新常識】中国で勝ち残った「EV御三家」を知っていますか
853Picks
【注目株】中国の「団地ママ」を魅了するユニコーン
550Picks
中国では2015年頃からフィットネスブームが盛り上がり、「無人個室ジム」やら「ジム+AI+カフェ」などの新たなサービスが出ていましたが、コロナを追い風に激戦から頭一つ抜けだし、一気にユニコーン企業の仲間入りを果たしたのがKEEPです。
彼らが今、取り組んでいるのは「オンラインでのコト消費」。「なんだかんだいってリアルの体験にはかなわないよね」と飽きられないよう、オンラインでもリアルと同じかそれ以上の体験をどのようにしたら生み出せるのかについて、スマートデバイスとモバイルインターネットを武器に取り組んでいます。
さらにKEEPを追いかけるスマートフィットネス・ベンチャーも登場。競争の中で、オンライン・コト消費はごりごりと練り上げられています。
日本では「なんだかんだいってリアルのほうが」派が多数ですが、世界ではオンラインでいかに深い体験を生み出すかについてのノウハウが急速に積み重ねられている。要チェックです。
・オンライン教育分野(これまたホット)でもレッスン
コンテンツ単体で課金しにくい場合、スマートペン等の
ハードを(例え直接関係なくても)課金ハードル下げる
ために敢えてバンドル販売している例も聞きます
・曰く「中国人はソフトに課金せず、ハードに課金する」
ただ、これも世代間により大きく意識が違うような...
分野ごとに、どこまで前者が高まると課金しやすいのか(ゲームのようにコンテンツからソーシャル性/ライブ性に向かうだけで十分か)、或いは今は単なる新旧の価値観の過渡期なのか、それとも特定の分野/用途は融合形に着地していくのか(?)、注目していきたいと思います
(※)アプリのインターフェースとしてはInstagramに近い形で、エンジニアのコミュニティでは模範的で優れたUIとの評価もあるようです(私自身はこの点あまり詳しくないですが)
家で手軽に鍛えられるというだけではユーザーとして価値を感じませんが、ビリーズブートキャンプみたいに自分が惚れ込むインストラクターにオンラインでいじめてもらうと途端に課金できますよね。
私も家のトレーニングルームでzwiftはやっています。zwiftは毎月1,500円の課金ですが、グループライドやレースを通じた世界中のサイクリストとのつながり、バリエーション豊かなコース設定やプログラム、時間の節約(外乗りだと信号で止まる時間が長いのでトレーニングに時間がかかる)といった価値を考えるとコスパ最高です。
利用者3億人というオンラインフィットネス「keep」。猛烈な勢いで成長し、儲け方は後から考える。
儲かると分かったビジネスモデルはすかさずコピーする、そんな中国スタートアップのキャッチアップする力の凄さを感じる記事でした。
ぜひご覧ください。
今はBtoCだが、BtoBtoC市場もあるのではないかと思う。なんというか、会社にジムがあったり、オンラインでやるなかで仕事以外でのつながりを会社としてサポートすることも人が集まる組織として重要度が増していると思う。