谷脇前総務審議官が辞職 接待問題で停職3カ月処分受け
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総務審議官を更迭された時点で、今月末に定年を迎える公算でした、次官級の総務審議官であれば定年は特例で62歳ですが、そうでなければ60歳までだからです。これにより谷脇氏は「民間人」となるため、国会に招致するハードルが高くなり、真相究明が難しくなるという指摘もあります。
官民の癒着は許されないことであり、徹底究明が必要です。そうした大切な話は、いったん傍に置いてコメントします。
小泉純一郎首相がよく口にした言葉に「人生には、上り坂、下り坂、そして『まさか』の「坂」がある」というものがありますが、谷脇氏にとってはまさに『まさか』の坂だったと思います。自分を評価してくれる菅氏がなんと首相になり、自分の得意分野を看板政策に掲げてくれた。誰もが谷脇氏が事務次官になり、携帯キャリアにらつ腕をふるい、官僚として最高のレガシーを残すものと信じていました。文春の記事が出た時も、軽くしのげると思っていたはずです。それが、一転、年度末を待たずに辞職に追い込まれました。
官僚としては、やむを得ない辞職です。ただ、首相も武田大臣もNTTとの会食の有無を明言しないですまそうとしていることとの不公平を思います。60歳なので定年でもあります。携帯電話、インターネットなどの通信政策やサイバーセキュリティ政策を牽引し、東大や慶応などでも教べんをとる立場でした。その意味では、相次ぐ高額接待に 何故倫理意識が働かなかったのか、腑に落ちない点は残ります。