米の北朝鮮政策、日韓と連携 接触試みるも返事なし

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注目のコメント

• 武貞 秀士

  拓殖大学大学院 客員教授

  ・2021年03月16日

  バイデン政権は「北朝鮮政策で日韓と連携する」と発言し続けるだろう。北朝鮮の軍事力は日米同盟、米韓同盟のありかたに影響するし、在韓米軍のありかたに直結しているから。ただ、「政策の大筋では認識を共有する」という意味であり、個々の情報を常に共有するということではない。米国が北朝鮮に接触を打診したとき、米朝首脳会談が確定する過程では完全な秘密主義、単独主義をとってきた。そのようにしないと米朝協議ができなくなるから。しかし、日朝、南北間の水面下の接触には極めて神経質になり警戒をしてきたのも米国だった。とくに米朝、南北の接触の報道がでるときは、米国と韓国のあいだで摩擦が起きてきた。「韓国を差し置いて米国が米朝協議とはなにごとだ」とか、「米国の意向に反して韓国が単独で北朝鮮と対話をするのは困る」といった話はよく聞いた。
• 菅野 理穂

  米国のサキ大統領報道官は15日、ホワイトハウスで記者会見し、北朝鮮との関係に対して、日本や韓国の考えによく耳を傾け、外交を通じて緊張激化のリスクを減らす目標を達成したいと考えていることを明らかにした。