パナソニック、電池事業でテスラ依存の低減必要─CEO=FT
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テスラはEVを売ることでカリフォルニアのZEV規制などにより他社の支払う罰金が入ってくることが分かっている。そのため、本業で赤字だとしても全体では黒字に持っていける。
EV用の電池を散々作り倒してもこうしたお金はパナソニックには当たり前だが、一銭も入ってこない。競合のLG化学などとのコストの叩き合いになってしまう。
パナソニックは早期に三洋電機時代から脈々と築き上げてきていたはずの人脈やコミュニケーションも活かせてないわけだ。テスラが求めても誰も振り向かない時期に一緒に頑張ってきたのが三洋電機だったわけで。キーマンがテスラに転職してしまったり、他社に転職してしまったことで、パナソニックにとってはこのビジネスでの命脈が失われてしまったのかもしれない。つくづく思うが、大規模でピーキーなお客さんを相手にする時には、常識的な対応だけではなく、大胆かつ強気の交渉が必要だよなあということだ。
パナソニックはテスラ株を買っていれば…というのは結果論で見ればその通りだが、そういう意味ではマスクの夢を買うときに株も買わせてもらうとかそういう交渉があってもよかったのかもしれない。時価総額でテスラ70兆円、パナソニック3兆円。
パナソニックは、テスラの将来性に賭けてギガファクトリーに2000億円程投資したと言われていますが、そのお金でテスラ株を買っていれば今頃は2兆円くらいになっていたことを考えると、なんだかなぁと思います。
とはいえ、ギガファクトリーに関わっている方は、個人としてとても貴重な経験をされているわけで、今後とも組織の枠に囚われず活躍されていくのでしょうが。
パナソニックには、トヨタとの合弁事業などの次世代バッテリーの開発に期待しています。パナソニックの車載電池事業もやっと黒字になっていますが、テスラの売上と利益はさらに凄いことになっています。300億ドルの売上に20億ドルの営業利益。ここで培ったノウハウを他に転用できればいいのですが。