医学部受験で9年浪人 〝教育虐待〟の果てに… 母殺害の裁判で浮かび上がった親子の実態
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私は不登校や引きこもり領域の事業を長年やっているが、実感とひて母娘関係の方が母息子関係よりも難しい。母親の期待に対して息子は突っぱねるケースがほとんどだが、娘は「お母さんは私のことを思って言ってくれている」と悩むケースが多く、結果として共依存的になることが多い。本件はどういう事情か正確なことは分からないけれども。
注目のコメント
「教育虐待」ね。
親として期待したり希望を言うのは自然だし構わないけれど、最後は本人が自分の心と対話して決意して臨んだかどうかが大事。
親の中には何でもかんでも医学部みたいな「ブランド志向」のつまりは自分の価値観の無い人もいる。毒親などと表現されることもあるが、親のこだわりに支配され、マスト感の中でひたすら勉強し、結果がでなかった人生は、辛かったろうな。
うっかりでも合格していれば、母は鼻高々、下手するとメディアのヒーローだったかもしれないが、特定大学や学部への固着は、こんな地獄にもつながることは知っておかねばならない。
まあ、どこでゲームを降りるかって、人生何度か直面する難しい課題ではある。拘置所の生活のほうが楽だと言えてしまえるなんて、これまでの人生、どれだけ辛い思いをされていたのでしょうか。被告の気持ちを考えると胸がつぶれます。どうか服役後は幸せな人生を送ってほしいです。
滋賀県だと自宅からの通学圏に国公立大の医学部がたくさんあるので、こんな親の期待を背負う人も多そうですよね。でも超難関なのでよほど頭がよくないとなかなか合格できないでしょうね。私もそうでしたし、期待には応えられませんでした。9年も浪人を強要されたら、私も間違いなく発狂するでしょう。幸せになるための答えは本人しか持っていないのに、愛情やコンプレクス等、様々な感情によって「よかれ」と思ってレールを敷く教育虐待。非常に複雑な課題です。
最後の本人のインタビュー部分が非常に印象的なので、最後まで読んで頂きたいです。受け答えが非常に内省的で、成熟している方だという印象を持ちました。
改めて「教育」の本質を考える事ができましたし、このような事案を少しでも無くしていく事にコミットしたい。