韓国化学企業とSamsungが共同で半導体用塩酸を開発か? - 韓国メディア報道
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注目のコメント
たかが塩酸、されど塩酸。
記事に東亜合成が出ているが、昔から同社の基礎化学品(今だと基幹化学品と高機能無機材料の両方に入っていると思う)は、こういった比較的基礎的なクロルアルカリ製品なのに利益率が高くなんでだろうと話を聞いたら高純度製品だった。
半導体はプロセスでの純度がとても重要、コンタミ(汚染)があるとそれまでのプロセス全てが無駄になる。だから超純水やフッ化水素なども同様。ただ、下記にあるようにフッ化水素も日本かの輸入量は結構減っている。残っているのはどうしても変えられない高純度品だと思う。輸出規制キッカケに、前よりも高純度品での国産化が始まっているのは明確だし当たり前。
https://newspicks.com/news/5598176日本政府が自国の企業の競争力を国力と勘違いしてアメリカの真似事をしたところで、アメリカと中国とは全くレベルが異なる戦い。
(アメリカは経済力だけでなく軍事的にも無視できないレベルなので、輸出規制などの強権で主導権を握れる)
結局、韓国の半導体メーカーに対して代替材料評価の優先順位を上げさせてしまった。通常、半導体材料を国産化したいとかそういう要請は出てこないもの。良いものかつ安いものをただ使うだけ。そこに地政学的な縛り(関税や輸出規制)が出て来れば勿論、国産化しなくてはならないという声がトップダウンで出てくるようになる。半導体メーカーの現場からすれば面倒だろうが。競争力が、絶対的なエネルギー準位なのか(QCDいずれかの優位性)なのか、活性化エネルギーなのか(スイッチングコスト)。
活性化エネルギーしかないのであれば、そこを超えるモチベーションが生まれたら切り替えられてしまう。