GMがバッテリーのエネルギー密度向上でSolidEnergy Systemsと提携
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GMとSolidEnergyが提携深化。下記①・②はSolidEnergyの過去のPick、重量エネルギー密度450Wh/kgと結構高い。政局は液体、負極は固体電解質を使うという形でSolidと言いながらすべてが固体ではない。
GMは、UltiumというLG Chemとの合弁で作る電池が、目下のところの動きではあるが、その先はこっち?記事には出ていないが、2016年からGMはSolidEnergyに出資している。
①https://newspicks.com/news/3281800
②https://newspicks.com/news/4017881
③https://newspicks.com/news/5214242
④https://newspicks.com/news/5293981
※日本語記事が出てきたのでPick、下記英語Pickからの転載
https://newspicks.com/news/5680810「アノードを利用しない」とは、リチウムイオンを出し入れする(インターカレーション)炭素「負極」を使わずに、電荷移動を担うリチウム金属をそのまま負極に使用するという意味合いですね。
別に画期的でも無く、四半世紀前から既に行われており、容量が2倍というのは3倍超あると言われるリチウム金属負極の理論容量からすれば若干物足りないものです。
この負極はQuantumscapeやSolidPowerとも同じで、セラミックセパレータを使うのもほぼ一緒で、リチウムが析出してショートするのを防ぐために使われます。
課題は、そうしたショートが起こらないようにする安全性と、充放電を繰り返すサイクル寿命の二点です。またリチウム金属は燃えやすいので、製造時の取り扱いにも慎重にする必要があるでしょう。
写真を見ると、セルの大きさもさほど大きくなく、まだ試作レベルなのでしょう。もしかしたらセルを小さくすることで、デンドライトの生成を防ぐのかもしれませんが、バッテリーは大きくすれば容量が増えますので一般的には大型化するのが普通です。
結論としては、GMは短期的にはLGESとのUltiumセルを見込んで、長期的にはSESのリチウム金属負極セルを考えているのでしょう。GMのバッテリー開発に向けた動きを、示した記事。
✅POINT
▶︎バッテリースタートアップに投資。
▶︎2023年までに大容量バッテリーの試作完成を目指す。
・ドローンやEVなど様々な用途を目標。
・安全で、軽く。
企業同士の連携が盛んになりますね。