【3分解説】評価額6兆円。韓国のアマゾン「クーパン」って?
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全世界のEコマース市場TOP10の中で、アマゾンとアリババが占有できなかった唯一の国が韓国です。それほど国内Eコマースが盛り上がっているとも言えます。ソフトバンク出資、そしてニューヨーク証券取引所に新規上場(IPO)したことで日本でも注目の「クーパン」は年間増加率としては韓国国内でNo.1ですが、実際に全体の売上から見ると「NAVER」がNo.1の状態。しかし、これからクーパンは更なる投資を行う予定で、大規模の全国物流センターも計画しているため、来年や再来年には「NAVER」を超えるのではないかと思います。
ちなみにですが、今日のWSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)で報道されました。「クーパン」の続き、韓国の生鮮食品デリバリ「Market Kurly」もニューヨーク証券取引所に新規上場(IPO)を検討しているそうです。韓国のスタートアップの勢いは本当にすごいなと刺激をもらいますね。株価評価は過剰流動性IPOバブル相場にてともかく、優秀な経営者と世界最強投資家ソフトバンクのタッグによる早期勝ち組化からの一気呵成グロース踏み込み、というお家芸が美しくはまった案件。
この数年トップラインを年率2倍増を継続してボトムは赤字。
社長はハーバード卒、CFOはIIT出身インド人、CTOベトナム出身アメリカ人
典型的なアジアユニコーン経営者プロファイル
しかし日本の三木谷さんも韓国クーパンもECてっぺんはハーバード
シンガポールのてっぺんGrab、インドネシアGojekもしかり
アッパー家系の子息が米国留学して開眼し帰国後起業、投資家もハイプロファイルをカンファタブルに感じて投資するというパタンがアジアにすっかり浸透した。Amazonの成長と似ているが、後発だけに有料会員や配送スピードなどのサービスを先鋭化させる取り組みの着手が早いですね。今後はセラー(第三者の出店)を強化したり、有料会員向けサービスを拡張して行く流れでしょうね。
モールECは大きく2つに出自が分かれます。自社で在庫保有をして自社で出荷までやるパターン(Amazon、クーパン、ZOZOなど)。もう一つは、在庫を保有せずに場所だけ提供するパターン(Tmall、楽天市場など)。最終的にサービス品質の中に物流が密接に関わるので、全社の方が強いビジネスモデルになると捉えています。今後のクーパンの一手を楽しみにしています。