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「幸福を軸にしたマーケティング」まさに私自身のライフワークです。
企業の成長は、社会全体の成功と密接に結びついていて、ビジネスと社会が向かう方向を合わせていくことが、双方に利益をもたらすと思います。
それぞれの企業、その先にいるお客様は、何を幸福と感じるのか、多様であるとともに、その時の環境によって変化していくでしょう。常にお客様の声に耳を傾け対話をし、必要な経営のアクションをとっていくこと、またデジタルの力を使って、スピーディにアジャイルに経営をトランスフォーメーションしていくことが重要だと思います。
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本記事を執筆した高木と一緒に、「幸福」を軸にした企業と顧客・社会とのかかわり方について検討を進めています。

世界がこれまでのGDPを中心とした考え方から「幸福」を中心としたシステムに変革しつつあります。

今年のダボス会議のテーマである、「The Great Reset」について、世界経済フォーラムのクラウス・シュワブ教授も:
“世界の社会経済システムを考え直さねばならない。第2次世界大戦後から続くシステムは環境破壊を引き起こし、持続性に乏しく、もはや時代遅れだ。人々の幸福を中心とした経済に考え直すべきだ”
とコメントしています。

本記事にもありますが、コトラーによるマーケティング論でも
>これまで製品中心(マーケティング1.0)、顧客中心(マーケティング2.0)、価値・人間中心(マーケティング3.0)、そして、自己実現中心(マーケティング4.0)へと進化してきた
とあり、「幸福」という、どこか浮世離れしたキーワードが、経済と密接に結びつく時代になったのだと思います。

私たちは物質(モノ、カネ)に溢れ、「限りがある」という物質のために奪い合ったり、競争したり、という社会から、デジタルや心の在り様(心を満たしてくれる経験など)という、限られたパイの奪い合いの社会から脱していくのではないでしょうか。

“競争”から、幸福を軸にした“共創”へ。
そういう時代になっていくんだと思っています。
最近、言葉だけが一人歩きして、意外と多様性や個の自由の定義を間違っているケースあるのかもしれない。嫌なことから逃げて好きなことだけを選択し自由に生きよう!=自己満足追求型を肯定しがちだけど、それって短期的なハピネスであって長期的なウェルビーイングでは無いかもしれないということ。ウェルビーイングのためには嫌なことや辛い事も時には選択し、長期の幸福の獲得のためにハピネスな行動で時に感情をコントロールすることはあるかもしれない。一方で短期的なハピネスの連続の先にウェルビーイングはあるのかもしれないけど、実はその道の方が険しい気がする。なかなか深いんだよね。


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日本語で「幸福」「幸せ」という場合に、大まかに2つの捉え方がある。1つ目は、より一般的な用法としてハッピーな状態。名詞でいうところの「ハピネス(happiness)」である。これは、短期的な感情としての幸せを示すものである。2つ目は、「ウェルビーイング(well-being)」という捉え方で、これは、身体的、精神的、社会的な面で長期的に良好な状態を表す。
現代の消費者がCOVID-19の影響で疲れ、傷つき、癒しを求めていることは事実である。

そのような中で「幸せ」を中心に置く世界とはやはり、well-being を前提にしたものでないと、短期的な幸せを追及持続可能の低い自己満足度の高い幸せになってしまう。このような状態は分断された社会における限定的効果しかない幸せしか実現できません。

痛みを分かち合いながら、過度な欲求もコントロールして、持続可能な幸せを全体最適で実現できる社会や個人が求められる。
そしてこれを資本主義の社会で実現することに挑戦しなくていけません。

幸せをコントロールしてはいけない。我々の満足度を自身の裁量でコントロールすることから幸福度の高い社会が生まれるように思います。
これ顧客との関係だけではなく、会社と従業員との関係においても同様のアプローチ出来そう。
この幸福度はディグラム社でも
創業期から大事にしてる指標です。
幸福な人はどんな性格なのか?
どんな生き方をしてしているのか?
どんな働き方をしているのか?
常に考えながら調査設計を心掛けております。

自分の人生を楽しんでいる人は
一定の性格傾向があり、行動特徴があります。
色々ありますが分かりやすい特徴を一つ言うと
「ありがとう」をキチンと言える
NP(優しさ)が高い人です。
SDGsの広がりやコロナ禍による価値観の変化などもあり、幸福度について考える機会も増えていると感じますが、マーケティングについても変わってきているとのこと。
幸福度マーケティングとは「顧客の幸福度最大化にコミットすることで、顧客と企業の結び付きを極大化し、結果としてLTVを最大化させる」経営なのだそう。