ブラジル最高裁、ルラ元大統領の汚職証拠の有効性判断へ
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注目のコメント
このニュース、足もとのブラジル通貨下落の主要要因になってますね。
ルーラがいまだに支持率が高いのは、たまたま在任時に量的緩和と中国需要増加が重なって資源価格が上昇と輸出増加が起こり、交易条件が良くなってその恩恵を受けて景気が非常に良かったからです。
しかし、ブラジル国民の多くはそのあたりの流れは理解しておらずルーラの汚職を快く思わない人も、「ルーラの時は景気が良かった」という認識を持っています。つまり、景気がさらに酷くなれば、過去の汚職に目をつむりルーラ再登板を支持する層が増える可能性も残っています。
また、そういう動きが顕在化した場合、別のリスクもあります。つまり、現ボルソナロ大統領が行動を変えるリスクです。現時点では開放経済政策と小さな政府を掲げ、財政規律を守っています(コロナによる財政出動は例外扱い)。
しかし、来年の選挙に向けてルーラの人気が上昇し、選挙出馬が決定的となると、もともと経済には疎いボルソナロですから、再選のため、構造改革を棚上げにし、急進左派政権同様のバラマキに傾く可能性もゼロではありません。そうなると現ブラジル経済の要であるゲデス経済相は辞職するでしょう。これはさらなるレアル安の可能性を高めます。
NPでほとんど誰もピックしていないけど、このあとの最高裁の判断でブラジルの状況が大きく変わる可能性もありますし、為替への影響も大きいので、継続的に関連ニュースをピックすることにしたいと思います。首の皮一枚。
モロは戻って来れないのか。
ボルソナーロでは圧力かけきれないのか。
あえて軽い発言をすると、Netflixがメカニズモ2をやって思いっきり勝ち切る可能性は高い。