ユニリーバ 広告などから「標準」をなくす 多様性尊重の動き
コメント
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確かに化粧品に「標準」はデリケートかもしれない。
自分は例えば特にこだわりがないものや知識がないものを買う際には「標準セット」みたいな言葉があると買いやすい。
「標準」という言葉が過不足なく需要を満たしてくれる感があるから。
みんなが同じものを求めている時、「標準」は便利な言葉になれるが、
みんなが各々自分に合った別々のものを求めている場合、
それが「標準」ではなかった時に疎外感を感じてしまうのかな。
注目のコメント
ユニリーバはずっと一つのサステナビリティを追求する企業の一つですが、この日本での報道だと「広告から【ノーマル】という単語をなくす」という点だけが報道されていて、事実と違うなあ、という印象を持ちました。
単なる「マーケティングの言葉の扱い」とか「広告表現」というイメージだけではなく、ユニリーバの場合は、もっと経営の骨の中に、マイノリティである人たちに配慮をした経営を進めています。表面的な話ではない点をもっと報道すべきだと思いました。
英語圏のニュースでは、
The company says it plans to be more openly activist, "taking a stand on the issues we know consumers care about and communicating that to consumers."(ユニリーバーは「消費者が気にすると分かっている問題に対してはきちんと自分たちのスタンスを示し、消費者にそのスタンスをコミュニケーションをしていく」 という立場をしめし、よりオープンに、アクティビストになっていくことを計画している)
という点や、
It has been partnering with minority-owned businesses in recent years. (これまでもマイノリティが保有するビジネスとのパートナーリングを進めてきた)
という今までの経緯をに対する記載があり、
もっと包括的にユニリーバーのスタンスや経営を示しています。
この記事の報道の仕方だと「多様性にちょっとケアしたスタンスをとった広告」になってしまうと思います。上記の経営のあり方を考えさせるような内容の方が面白いのに、日本ではそういう理解のされ方されなさそうなので、少し残念ですね。マーケティングは言葉の仕事だ。ビールの製品名を聞いて味のアンケートに答えるのと、製品名を聞かずに答えたのでは全く異なる結果が得られる。言葉は五感すら凌駕できうる強力なツールだと言うことだろう。
多様性はこれからの時代をグローバル企業が生き残る上で必須の要素であろう。世界は複雑になり、頭の良い人がいくら想像力を発揮するより、異なった視点を持つ人が建設的に互いの想像力を補う方が物事を立体的に把握できる可能性が高まり、精緻な戦略やアクションが設計できるから。国が変われば、ジェンダーが変われば、帰属集団が変われば常識も正義も変わる。企業の常識(世界中のさまざまな)世間の非常識ではもう生き残れない時代である。
だから、マーケティングで使う強力な言葉こそ多様性を考慮して進化しないと企業は生き残れないだろう。日本の企業は(ついでに行政と政治はもっと!)外資系のグローバル企業に比べると同質性がとても高く、多様性の強みに気がついておらず、ポーズだけ取ってむしろ多様化を拒否しているように感じる。数年前のPOLAの広告じゃないが、日本が後進国だとあからさまに気がつかれる前に、意識を変えていくことは必要だろう。こう言った報道が1人でも多くの人の目に触れ、感情論でない建設的な考察や議論が少しでも多く起きることを願っている。ちょうど今朝テレビCM見ながら
妻と同じような話をしていたのですが、
多様性を尊重していくと広告表現は
一層難しくなるよね。って思いました。
キッチリ働く女性を表現するために
働く男性をなんか小馬鹿にした広告が
少し増えてきてなんかモヤモヤする自分もいます。。。
これからの時代の広告表現は
コンテクストや情緒を描くのが難しく、
機能やスペックや結果を伝えるだけの
モノになってしまいそうだなぁと感じでます。
※まぁ今の時代「風でスカート捲し上げてモーレツ!」
なんて広告をする企業は皆無だと思いますが。。
広告は時代を表すモノと言われるので
そう言うモノと言えばいいですが、
先日の国際女性デーの広告のような
企業側のポジティブな意思のある広告表現が
個人的には好きです。
なんか乱文。すいません。