ディズニー動画配信、世界契約者が1億人突破 開始から16カ月
コメント
注目のコメント
ディズニーの動画配信が一気に広がったのは、言わずもがな、コロナ禍にあってテーマパークを営業休止にせざるを得なくなったため、今後の食い扶持として動画配信を加速させる必要があったからです。
この動きを後押ししたのは、意外に思われるかもしれませんが、ネスレやソニーにプレッシャーをかけまくった”うるさ型”アクティビストとして知られるサードポイントです。
アクティビストと聞くと「配当よこせ」「メイン事業以外はとっとと売っ払え」といった無理難題な要求を企業の経営陣に突きつけるイメージがありますよね。
でも、去年コロナ禍が深刻になってきた頃、ディズニー経営陣に対して「配当なんてしなくていいから動画配信への投資におカネを使いなさい」と背中を押したのがサードポイントでした。
報道の問題もあって目の敵にされがちなアクティビストファンドですが、実は味方につけると心強いアクティビストもたくさんいます。あまりそのメカニズムが報道されませんが、Disney+が上手いのは例えば米国で契約しようとするとHuluやESPNという他のエンタメプラットフォームも抱き合わせになっていて、それでいて価格を安く設定しているマーケティング部分です。
https://www.disneyplus.com/welcome/disney-hulu-espn-bundle
※そして、なぜこの3つ?を想像してみると奥が深い
サブスクリプション型のモデルの基本的な成功ルールとして、
「限界費用が極めて低いサービスへの適用」
というものがありますが、まさにそれをうまく活用している例だと思います。前職ではディズニーのメディア部門の仕事を少しサポートしました。その時悟ったのがディズニーがどれだけデジタル「トランスフォーメーション」を頑張ってもNetflixのようなデジタル「ネイティブ」に勝てないということでした。ロウンチから16ヶ月の爆速で1億人、ついにNetflixの2017年規模のユーザを一気に獲得しましたね。おめでとう。
Mar 2021: 100m
Jan 2021: 94.9m
Dec 2020: 86.8m
Oct 2020: 73.7m
Aug 2020: 60.5m
Apr 2020: 50.0m
Feb 2020: 28.6m
Nov 2019: 10.0m
Nov 2018: announced