「事実異なる」指摘に釈明 宣言延長協議めぐり―小池都知事
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活動自粛が幸いして11年振りに年間死者数が9千人以上減り、高齢化とともに毎年2万人ずつ死亡者が増え続けていたことを考えれば3万人以上死者が減る程度の影響しかない我が国の“パンデミック”ですが、様々な思惑が絡むキャンペーンで強い恐怖心が国民の間に醸成され、鉄板の高齢者を含む8割が緊急事態宣言を歓迎する世論が生まれています。政治的には宣言延長するのがたぶん圧倒的に有利です。
そうしたなか、功罪を冷静に判断して延長を躊躇する政府高官や県知事が仮にいたとしても、政治勢力の大勢が延長に傾いて四面楚歌になりそうな状況が生まれれば、勝ち馬に乗るしかないでしょう。「○○は打ち切りを考えていらっしゃるようですけど、私、お考え下さるよう申し上げましたの」なんて先に言われてしまうと、打ち切るにしても延長するにしても、極めて不利な立場に身を置く事になりますからね。巧みな政治手腕ではありますが、果たして都県民、国民のプラスになるものなのか・・・ (・・;
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神奈川県知事が、このタイミングで経緯を明らかにしたのはナゼか。総理が5大臣会合を経て「延長」を決断したのは3日。この日は、1都3県知事もオンライン会議を行っていて、黒岩知事はこの時、小池知事に抗議したということです。その4日後にわざわざ内幕を話すという背景には、抗議以上の思いがあったように感じます。
感染者数が減少してくると、出口戦略が重要になってきます。街の声を聞いていると、みなさんとても冷静で「特にここまで頑張ってきたのだから、次の指標や目標を明示して欲しい」といった意見は象徴的だと思いました。官邸=知事の政治的なかけ引きに映ってしまうことがないよう、2週間後の対策に視点を移したいところです。黒岩知事はよほど腹にすえかねたのでしょう。ああいう内幕をテレビで暴露するのは異例です。小池知事のこれまでの言動への批判は、ベストセラーになった「女帝」に詳しく描かれています。自重してほしいです。小池知事の頭は今、東京都議選、衆院選でいっぱいなのでしょうが、コロナ対策に不信感を持たれる展開はよくありません。ここまで協力している国民に失礼だとも思います。コロナ禍や五輪は、政略の道具ではありません。知事同士だけでなく政府とも私情をはさまず連携していただきたいです。政府も、東京都を牽制して、どちらが先に「2週間延期」を言うか競争をするのも、少しみっともないです。1年が過ぎても、もやもやしたままコロナ禍です。
こうした駆け引きの下で、経済と社会が痛め付けられているのかと考えると、やるせない思いでいっぱいです。21日が迫るにつれ、どのようなロジックで事態を引き延ばすか、またそうした政争が展開されそうです。世論を味方につけているようで、その実は典型的な衆愚政治。頭が痛い。