「シン・トセイ」で新都政はどう変わる? 元ヤフー社長・東京都宮坂副知事が語るデジタル化戦略
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注目のコメント
都庁とは規模が全く異なるが、行政に近い機関に身を置く者として、「わかる、わかる!」と共感できた記事。
私は1年間やってみて、役所の問題点は大きくは二つと思っている。
まず民間と役所ではゴールの設定が違うこと。民間は必ず売上や利益目標が存在するが、役所にはそれがないので「やる」ことがゴールになる。なので、サービスレベルが上がらない。
宮坂さんの数値目標はそこを改革している。
もう一つは、役所は判例主義なのでルールありき。民間は状況が変わればルールも変えるが、役所はリアルに昭和25年のルールなどを平気で引っ張り出して来て、挙句「できない」と言う。
宮坂さんはこのルールをどんどん壊して、「できる」ようにしている。
小組織ではあるが、私も同じようなことをやっている。
パソコン持ち出し不可というルールを変えて、テレワークを可にする。社用携帯を付与することで、テレワーク中も電話できるようにする。昼休みの時間を解放することで、ランチタイムの混雑を避ける。複雑怪奇だった経費承認のフローを簡素化し、社員の時間を創る…等々。
些細なことだが、そういうところから変えていかないと、組織は変わらない。
そして、またまだ道のりは長いが確実に成果が出る。これまでやってきてないことが多いので、伸びしろは大きいのだ!
宮坂さんには期待しかない。広島の地よりエールを送ると同時に、ワクワクする未来を築いてほしい。
あとはこれをどれだけのスピード感でやれるか。
ちなみに、私はいまYahoo時代の宮坂さんのキーワード、「爆速」を掲げて改革に取り組んでいることを、申し添えておく。痛快。
都庁勤務の人のITリテラシーが、一般企業の 従業員のそれよりも高い時代がくるのかも。
「シン・トセイ」というネーミングもいいですね。
各区役所も続いてほしい。
「最初は確かに混乱がありました。オンライン会議で画面共有できないとか、皆マイクをオフにできなくてハウリングしまくるとか(笑)。しかし1、2週間あればオンライン会議は普通にできるようになりましたね」
「まずはいま使っている道具をバージョンアップしようと。デュアル・ディスプレイを装備するとか、端末のスペックを良くするとか、Wi-Fiを入れるとか、電話がヘッドセットになるとか」