なぜ日本企業こそ「アジャイル経営」が必要なのか
コメント
選択しているユーザー
スクラム(アジャイル)経営・組織の発端は、トヨタの改善方式にある。それ以前に稲盛さんが言われていたアメーバ経営(組織)にその哲学をみます。アメーバ経営は本にもなってみかける昨今ですが、幸せなことに四半世紀以上まえに夕食の席で直接「アメーバー組織」という言葉で教えを受けました。その言葉・考えはまだ全く知られていない頃ですが、その強烈な衝撃が12年前に起業した自分の会社経営スタイルになっています。残念なことにまだ有効な活動として動いていないのは自省するところですが。
アマゾンの行動指針の一番最初が、Customer Obsession。確かに顧客第一の意識は大切ですが、何事もバランス。会社・社員や世間にも同様な利益が肝心ですね。それは「三方よし」ですが、この古典でもある近江商人の「三方よし」もヒエラルキーではなく、フラットな行動指針で発揮されると思います。
注目のコメント
企画と実行の一体化が、働く人の幸福につながるーーーこれがアジャイル経営の最大の効用だと思います。
記事中で、経営企画部について、少し批判的になってしまっていますが、今でも企画と実行の一体化を実現していたり、それを目指している日本企業の経営企画部は数多く存在します。
その「経営企画部の既にある成功例」の一部は「アジャイル経営のコーチとして機能しているから」と捉えることができると考えています。この言語化を進め、実践例を広めることで、アジャイル経営が広がり、顧客起点で幸せに働く人が増えるはず。
アジャイル経営について先日レポートを書いたので、ぜひご覧いただきたいです。このレポートの続編で、アジャイル経営企画についても取り上げます。
https://newspicks.com/news/5651870
アジャイル経営について考えていく中で、大きな影響を受けたのが、サザーランドさんも執筆者に名を連ねる「Agile at Scale」という論文。そのご本人と対談できて、夢のような時間でした!経営層のビジョンがないと社内の価値観変わらないので明確に示すのは大事!
>「どうしたら顧客が喜ぶだろう?」とチームが主体的に考えて働ける。
このように外向きに動ける、自走チームを作ることができれば半分くらい成功したようなもの。日本企業に無いのは戦略とマネジメントサイクルを回すスピード。計画を戦略と勘違いし、一度決めたそれを金科玉条のように守り、その計画を始点とした超スローなPDCAを回していることが、或いは回しているふりをしていることが問題。
その逆に名前をつけて売り出すのも良いのだけれど、素敵な名前は問題の本質を押し隠すのかもしれない。