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想像ですが、今回、ファイザー社との交渉に、日本政府は「日本流」に、すでに1度や2度はこのようなことをしたのではないでしょうか。世界からは多くの引き合いが来ている中、ファイザー社は彼らの希望する条件でのワクチン販売を持ち掛けているのであり、これに応じるような交渉をしながら、「最終的に持ちかえる」ようなことをした前歴があれば、次回は「首相に臨席してもらわないと交渉しない」という返事は、当然にあり得ると思います。
外国企業の場合、臨席する担当者は企業の代表者で、意思決定権限を有して出席するという国際常識に基づいています。そこでの合意事項は、まずそのまま確定するのですが、ファイザー社は、「河野大臣もそのような権限を有しない」と判断したのだと思います。通常、外国の企業が交渉する場合は、「意思決定者が出席してください」と普通に言います。
「交渉という『意思決定の場』に出てくる人は、意思決定ができる人に限る」との考え方と、「まずはお近づきから」との考え方に大きな乖離があります。それだけの生産性を求められる外国の企業ですので、当然、時間に対する考え方は日本よりシビアです。
一部前提を含めていますが、前提通りだとすると、ファイザー社の要求は、単に失礼によるものではなく、「日本が世界の商習慣についていっていない」ことが、明らかになった事例だと思います。
新型コロナワクチン接種では、全面的な免責が製薬会社に適用されています。「相手にひどい落ち度があっても、日本が全部責任を負うのはおかしい」という考えは当然にありますが、製薬企業が折れないなら(今回は短期開発の状況からみて折れることはなかったでしょう)、責任は国がすべて負うか、接種は行わないという判断をするしか、最初から選択肢はないことは想定できました。
今後の商売を考え、ニホンに売っておく方が良いという前提で、ワタシが社長さんの立場なら同じリクエストしますねぇ まあどっちでも良いなら、他製品の上客としてお話だけは聞きつつ、「上司に相談」 を待っている間に、条件とスピードの良い他国との交渉を進めますねぇ
そしてワタシが首相さんの立場なら直ぐに電話しますねぇ
これ電源の話にも共通するんですが、相手に足元見られないようにするには複数の候補と交渉するフリぐらいは取らないと。石炭はダメ、石油もダメ、原子力もダメなんて言ってたら、LNGの生産者に足元見てくれと言っているようなものです。ワクチンを開発している会社はモデルナ、JNJ、アストラゼネカ、Novavaxなど複数いるんだから競争させないと。
首相は、いまさら悔やんだ。「厚労省がワクチンの治験を含めて早く動いていたら、状況は違っていたかもしれない」
恐らく、イスラエルも国のトップに近い高官が動いているはず。→イスラエルは先払で他の国の2倍以上の価格でDoneしたと見られています。
世界的な危機ですし、ワクチンに関しては製薬会社の顧客は、今のところ全て国家政府です。となると、政府のトップマターだと製薬会社が判断するのは自然な成り行きです。
まさか、厚労省の担当課長とかに交渉やらせていた訳ではないですよね?
自民党政権になって、日本のもの作りを脆弱化した結果だ。
何よりも恐ろしいのは、製品の品質評価技術がないことた。日本政府は、契約で守るべき最低限の条件が、おそらく、決められないのだろう。だから、交渉にならない。
言われた通りの条件で、製品の中味も分からないまま買わざるを得ないとすれば江戸幕府の不平等条約の再現だ。