「タダ券で来る観客は、本当のファンではない」客席の空気を変えたJ2クラブの決断
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必死なって考えて行動してる人はカッコいい。
ラグビーは完全なプロ化をせずにアマチュアとの併存になりますが、スポーツの人数やルールからいっても仕方ない部分はあります。でも企業スポーツは、どうしても無料券の配布や、会社動員の応援団など、興行としてのスポーツでは好ましくないものも多いです。
スポーツを続けたいならお金の問題は避けて通れない。趣味のスポーツに誰がカネを払うか。うまくて、面白いから会場にゲートを設けてお金を払ってもらうんです。だからファンを大切にして、お金を使ってもらわないといけないことを選手は自覚しないといけません。
注目のコメント
とても良い記事でした。非常に面白かったです。
企業変革を考える上でも有用な内容だと思います。
1.遠いビジョンを置く
2.チームを支える当事者を増やす(来場者、スポンサー)
3.選手がこのチームで働く意味を提供する
市民クラブで、ビッグクラブと比して脆弱な財政基盤の中で、どのようにチームを運営するか、水戸ホーリーホックは慢性的に困難を抱えています。
しかし、J1優勝という遠いビジョンを掲げつつ、いかに来場者や地域企業がチームを支え、選手たちも意味を持ってプレーできる環境を作るのか、ということに注力されていることがよく分かる内容でした。
目先の数字を追いたくなる状況下でも、あえて無料チケット配布をやめるというのは大きな決断であった思いますが、地域企業の小額出資を募るなども含め、いかに、当事者としてチームに本気で関わる人を増やすかに取り組まれています。
おそらくこの1年で大きく見えている風景は変わったのではないでしょうか。
こうした取り組みは長期的には、必ずチームの有形無形の財産になってくると思います。招待券で身銭を切らずに観戦してしまうと「クセ」になるし、その後に切符を買ってくれることはほぼなくなります。格闘技が冬の時代のときは招待券が出回っていたのですが、今のK-1もRIZINも切符をまくことはしていないし、この潮目を変えたのは新生K-1なのですよね。