“宣言”解除の関西3府県「人の数がぜんぜん違う」
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『感染経路や濃厚接触者を追ってクラスター(感染者集団)を特定する「積極的疫学調査」も再び強化するよう保健所に呼びかける』と今日の日経新聞にありました。緊急事態宣言を1月初めに発した時、「積極的疫学調査」を減らして高齢者施設等リスクの高いところにPCR検査の重点を移すよう改めたのを、再び元に戻すということです。
1月初に緊急事態宣言が出ると同時に陽性者が減り始め、高齢者の感染割合が高くなりましたが、濃厚接触者を追いかけるのを止めて高齢者を調べ始める変更が同時に行われましたから、検査対象の性格の差と検査件数の減少が相俟って、陽性者が減って高齢者の割合が増えるのはある意味当然です。ここまでの地域別の陽性者数の動きを追うと、緊急事態宣言が出たところもそこから遠いところもかなり似た動きを示していて、本当に緊急事態宣言が効果を発揮したのかどうか、なんとなく納得しがたいものがあるんです。
緊急事態宣言の延長と同時に検査対象を再び変えるとなると、効果は測り難くなりますが、少なくとも今のところ、先行して解除した大阪と、逆に締め付けを厳しくした東京都で大きな違いが出ているようには見えません。さて、この先どうなるか・・・ (・・?
東京都
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/pref/tokyo.html
大阪府
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/pref/osaka.html「宣言が解除されて人の動きが増えた」という結論ありきで、それに沿った"声"を抽出したという印象です。
この種の報道はこれに限ったことではありませんが、既存メディアへの信頼は、これでは揺らぐばかりでしょう。