無印良品「コオロギせんべい」完売や自販機の登場、日本でなぜ昆虫食ブーム？
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私が社外取締役をしている太陽ホールディングス株式会社のグループ会社で食用コオロギの飼育・販売をしています。同社は世界的に取り組むべき課題である３つの分野（医療・医薬品、エネルギー、食糧）を解決するために、この食糧問題に立ち向かうべく、コオロギを選びました。
2013年、国連食糧農業機関（FAO）が「食品及び資料における昆虫類の役割に注目する報告書」のなかで「昆虫は高脂肪、高タンパク、ビタミン、食物繊維やミネラルに富んだ、高栄養かつ健康的な食糧源となる」と発表され、世界的に昆虫食への注目が高まっています。
日本でも昔からイナゴやハチノコを食べる地域もありますが、やはりコオロギは抵抗が大きいのではないかと社内でも懐疑的な声もありましたが、食べてみるとエビやカニなどと同じで、十分お酒のつまみとして楽しめます。ただ、やはり形がグロテスク、ということで粉末にするというやり方もあります。
皆さんも一度お試しください。先日訪れたミャンマー料理のお店にも昆虫メニューがありました。ランチタイムだったので注文出来ませんでしたが、次回は酒の肴として頼んでみようと思います。「コオロギ揚げ」と「セミ揚げ」に挑戦したいですね。
無印のコオロギせんべいを実際に食べましたがよく言われている通りエビせんべいと似ています。ただ、粉っぽさのせいかあまり量を食べられませんでした。
製法の問題なのかもしれませんが、同じように粉末状にして他の形で食べるにしても、あの食感が改善されない限りなかなか広がらないのではないかと思います。
