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実際の所欧州では誰も電動車なんぞ作りたいとは思ってないし、
ほとんど誰も電動車なんぞ買おうと思ってないでしょう。
BEVじゃアウトバーン200km/hで巡航して、150kmおきにで充電。
ディーゼルなら、ノンストップで1000km行ける。
クルマで長距離移動するのが当たり前の欧州で、こんなんじゃBEVは使えない。
ソレでディーゼルより高いEVを誰が買うかって話ですから。
しかし欧州で企業平均燃費CAFE規制がキツくなり、規制クリアできないと罰金払わなきゃいけない。この罰金が半端ない。
元々数の出るディーゼルの燃費向上させつつ、電動車も(大して売れなくても)ラインナップしますよ、でCAFE規制になんとなく合わせていく方向だった。
ところが、ディーゼルはVWのチョンボ(ハメられ)で厳しくなった。おかげでガソリン車販売が増えて企業平均燃費は悪化。
そこにCAFE規制もキツくなる。
ならば、売れない電動車売る為の補助金を出せ。
と言うVWの宣言ですね。
2030年に年間1億台世界でクルマが売れるとして、動力源は何か、どのメーカーが主導権を握っているのか、予測はまだまだ簡単ではありません。
VWの本丸のドイツでは、2020年調査は51%だったのが2021年調査41%と10ポイント減少。ちなみに米国は41%→26%、日本は63%→55%。どこの国でも減少しているが、絶対水準でも落ち込み方の小ささでも、日本が一番エコな車への選好が強い。これはHVがしっかり浸透しているということもあるが、現実解としてのHVの優秀さと、グローバルロビイング・プロモーションのなかでの弱さも残念ながら感じる。
https://newspicks.com/news/5660011
現在電気自動車が、半年待ちで有り
実に3倍以上の前年比売り上げとなっている。
この理由の大半は、補助金であるが、
この補助金は、2025まで延長された。
この記事にあまり書かれていないが、
VWでは、2025に向けてトリニティプロジェクト
が発表されている。
そこでは、ガソリンと同じ速度の高速充電
レベル4の自動運転、プラットフォーム化による、
機能のアップデートを、ネット越しに行い
データを活用した、新たなビジネスモデルを
ボリュームゾーンで行うとしている。
ドイツの空気は、2020を機会に変わったとしている。
そうなると、その電力を、火力などに依存しない、クリーン・エネルギーで、どうまかなうか…が大きな課題となることは間違いないでしょう。
欧州的には原子力への依存を高めるのでしょうが…CO2を低減できても、核廃棄物を増加させるということは、本当にサステナブルなのか?
環境に対する価値観が問われます。
※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません