ミャンマー 警察官の間でも「不服従運動」 広がり始める
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警察官による抗議運動(CDM)への参加は徐々に広がりつつあります(ミャンマー在住です)。
クーデター直後は数人の参加程度でしたが、ここ数日は毎日のように「どこどこの町の誰々がCDMに参加した」と詳しくFacebook 上で拡散しています。
また、非常に重要な点として、おそらく初めて軍の将校がCDMへの参加を明らかにしたことです。Facebook 上で明らかにし、非常に大きな反響を呼んでいます。本人の宣言文を、ミャンマー語の長文ですが、翻訳機能を使えば全て読むことができます。
https://www.facebook.com/100004060131490/posts/2467133696765277/?d=n
宣言した3月4日の日本時間で深夜には、ミャンマー報道で最も注目を浴びているフリーのジャーナリストMratt Kyaw Thu氏が、Facebook Liveによってインタービューし、何万人もの視聴者を集めました。
https://twitter.com/mrattkthu
引き続き、ミャンマーで起こっていることに関心を持ち続けて頂ければと思います。国軍は100万人がデモをしても権力を手放しません。欧米の経済制裁を受けてもやはり権力を手放さないでしょう。
国軍が権力を手放す可能性が一番高いのは、軍が割れた時です。軍の半分が、現在、国軍と対立して正統政府であると主張している代表者委員会政府(CRPH)につけば、さすがに権力を手放すでしょう。
警察官の内、700名がCRPHについたことが確認されています。ミャンマーでは、警察は「警察軍」とされていて、陸海空と並ぶ国軍の一部です。警察軍以外の軍人は、一般兵士だけではなく、士官レベルでも何人かの離反が確認されていますが、まだごくわずかです。軍が警察のユニフォームを着て鎮圧に参加しているという。市民を守るはずの警察が市民に発砲するというのは尋常なことではないし絶望感も大きい。警察のなかから、軍政に反対する動きが出てくるのは当然。しかしそうした警察官は軍に拘束されるので、長い国境を接するインドに難民として流出しはじめている。