Alphabet、喧騒のなか特定の人の声だけ聴きやすくするウェアラブルを開発中との報
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人間は、様々な音の中から自分が聴きたいものを聴き分ける能力を持っています。その能力に障害がある「聴覚情報処理障害(APD)」を抱えている方もいます。そんな方には特に役に立つでしょう。
通常、話者分離というとマイクロホンアレイを使うのが一般的です。複数のマイクを使って、それぞれのマイクに音が届く時差を利用して複数の話し声を分離します。ただ、空間的にマイク同士を離さないといけないので小型化には向きません。最近は、深層学習を使って分離するという手法も研究されています。
分離したものの、その中の誰にフォーカスを当てればいいかという問題が出てきます。記事の中ではGoogle glassとの関連も述べられているので例えば視線が向いている人の声だけにフォーカスを当てるとかするのでしょうね。
(例として東芝からマイクロホンアレイを使ったもの)
複数の人が同時に話しても話者ごとに発言を聞き分ける分離集音技術を開発-事前に録音しておかなくても正確に聞き分け可能-
https://www.toshiba.co.jp/rdc/detail/1610_03.htm
(例としてNTTから深層学習を使ったもの)
SpeakerBeam: 聞きたい人の声に耳を傾ける
コンピュータ──深層学習に基づく音声の選択的聴取
https://www.ntt.co.jp/journal/1809/files/JN20180912.pdf私は人から自分にとって都合の良い話だけ覚えてるとよく言われます。
そのうち脳波とも連携し、自分の聞きたい話だけ聞こえやすくなるようなデバイスができたらメンタルを病む人は減りそうです。
同時に傍若無人な人も増えるでしょうが…