富山交番襲撃の元自衛官に無期懲役 警官ら2人殺害 地裁判決
毎日新聞
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判決内容の中で「ASD=自閉症府ペクトラム障害」の、裁判所側の評価を理解するため、少し時間をかけました。専門家の鑑定を踏まえて判決では「犯行に至る経緯、動機形成の過程で、ASDの影響は酌むべき事情」としています。
成育歴から、小学校高学年から協調性の欠如がみられ、専門家によるとその後の二次障害も深刻なものとなっていたということです。重症度が比較的軽く、気付かれにくい…という背景もあったとしています。この点は療育など、社会の支援はかなり進歩しており、当時の周囲の認識がどうだったのだろうか、という問題提起が、「適切な療育を受けられず」といった文言など、判決の行間から読み取れます。
2人の尊い命が奪われたという点で、許されるべき犯行ではありません。判決は最後に、被告がASDに理解ある方のサポートを受けながら、被害者や遺族に生涯をかけて贖罪を行うとしています。