【簡単解説】教養としての「環境の今」。知っておきたい5つのキーワード
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住宅・建築業界で約25年働いている一級建築士です。ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)を当たり前のように設計・施工できる設計事務所や建設会社は数える程度しかいないというのが実情です。住宅のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は幾分普及が進んでいますが、その主なプレイヤーは大手ハウスメーカー(固定された仕様)やリテラシーの高い一部の工務店のみです。経営者など建物の発注者の皆様は、ZEBなど環境性能の高い建築を計画する際は、的確に実現できる専門家(設計事務所や建設会社など)を選定する必要があります。
SDGsやESG投資の活発化などを受けて、ますます注目を集める環境対策、環境保護。学ばなければいけないのはわかっているけど、どうしても目先の学びが先行し、劣後してしまう分野ではないでしょうか。「ビジネス教養としての環境」として、今回は5つのキーワードを紹介しているとともに、環境対策には欠かせない省エネに寄与するZEBというキーワードも取り上げています。
国土交通省から昨年7月に「ESG不動産投資のあり方検討会 中間とりまとめ」が発表されましたが、E(環境)の取り組みとしてZEBやZEHが取り上げられています。これまでも環境不動産という考え方はありましたが、SDGsやESGが注目されるにつれて、より具体的な環境負荷低減への効果の可視化が求められる傾向が強くなったと思います。レジリエンスの観点からも、ビル単体での省エネと再エネの促進が期待されます。
とはいえ、省エネ・再エネが進むかどうかは、商業ビルに関してはビルオーナーの意識次第だなぁと思うことは割とあります。