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発行体からパートナーと認められるバンカーの存在もスタートアップエコシステムには重要です。
記事の内容の論点からはずれますが、以下抜粋の村島さんのコメントは証券会社の方にとって本質だと思います。
以下、抜粋
各証券会社がIPO件数を競い合う状況になる可能性もありますが、案件の取り組み基準を含めて自ら厳しく精査するという自浄作用が働くことも期待しています。
個人的には、事業によって成長速度も違うし、同じ事業であっても企業ごとに組織含めてどういう成長速度を採りたいか含めて経営が違うので、色々なファイナンシングオプションがあると良いと思っている。記事にペイシェントキャピタル(Patient Capital)という言葉がでているが、投資家の時間軸の多様性や、また②にあるようなSaaSではARR・MRRと将来収益の確度が高いからこそそのCFを厳選とした負債サービスも登場している。これらが使い倒されて、企業の成長の仕方にも多様性が生まれ、IPOの仕方・タイミングなども画一的でなくなると嬉しい。
もう一点、日本発グローバル企業。これは、弊社もチャレンジし続けているし、またメルカリさんなども。ただまだ「これは成功事例」というのは出ていないと思う(エムスリーも海外買収しているが売上で約2割)。
日本語は、経済規模が大きいマイナー言語。それゆえに単一市場として成立するが、逆にそこでの最適化になりがち。③の五常・慎さんのnoteでコメントした点だが、LINEのイ・ヘジン氏の考え方含めて、最近とても気になっている点。高付加価値の成長産業で情報が占める割合が高くなっているからこそ、日本ではなく世界のTAMに最初から行けるフォーメーションの模索が、日本のスタートアップシーンの次の成長かと思っていて、そのためにも海外投資家と早い時期から議論が進むことはとてもポジティブだと思う。
①https://newspicks.com/news/5260369
②https://newspicks.com/news/5623314
③https://newspicks.com/news/5650637
https://initial.inc/articles/tse-restructuring-part1 に続き、
後編では、IPO前のスタートアップに投資するMinerva Growth Partnersの長澤さん、村島さんに市場再編がスタートアップに与える影響やレイターステージの課題について伺いました。
長澤さんは元メルカリCFO、村島さんはモルガン・スタンレーでメルカリ、ラクスル、freeeのIPOを支援されてきましたが、なぜグロース投資を始められたのか。
「IPO後も成長するスタートアップの条件とは?」
より良い環境を共に作って行けたらなと思いますので、みなさんのお考えも書いていただけると幸いです。
お二方はこれまでの経験を生かし、グロースファンドのMinerva Growth Partnersを設立。CFO/証券会社の立場でメルカリIPOを実行してきたお二人がグロース投資を開始した理由も聞いています。
米国での経験や、メルカリなど日本発グローバルに伍する成長企業を生み出した経験があるお二人だからこそ、レイター投資家不足の課題に取り組まれたとみています。
またMinervaは香港の運用会社とタッグを組むことで機関投資家とのパイプラインを作り、超長期まで見据えた仕組みを備えたことがユニークです。アーリーのVCとも補完関係にある。
現在の投資先は、建設SaaSのアンドパッドとクラウドファンディングのCAMPFIRE。今後の同社の取り組みや投資先にも注目です。
鈴木さんのコメントにも深く共感し、自省して、ことに当たりたいと思います。